WAYNE SHORTER / SUPER NOVA / BLUE NOTE BST 84332/GXF 3019
収録曲
A1 | Super Nova | 4:49 |
A2 | Swee-Pea | 4:36 |
A3 | Dindi (Pronounced “Jin-Jee”) | 9:37 |
B1 | Water Babies | 4:53 |
B2 | Capricorn | 7:48 |
B3 | More Than Human | 6:12 |
1969年9月録音
レーベル ブルーノート
プロデューサー、アルフレッド・ライオン
59年にアートブレイキー・ジャズメッセンジャーズに参加して以来、モードジャズを革新するトッププレイヤーとなった経緯をマイルス・デイヴィスが引き抜くのが64年。
ジャケットからも怖いものを感じるが、おどろおどろしい黒魔術的な怪しい摩訶不思議サウンドとなっている。電子ジャズの幕開けを告げた歴史的名盤「ビッチーズ・ブリュー」が69年8月に録音されたのであるから、その激動の最中での作品録音であっただろう。
電子音とは対照的に基礎がしっかりとした上でのフリージャズ的な奔放としたダイナミックなテナーを自由自在に鳴り響かす。
その後、70年にソロ活動へと移行していく彼がマイルス・デイヴィスとともに活動した最後の時期に何を思って何をやろうとしていたのか垣間見えるサウンドがこれなのかと思うとなかなか深い演奏に思える。
対称的な名盤であるナイト・ドリーマーと比較してぜひ聴いてほしいと思います。
彼の2極性が垣間見える。
しかし、ぼんやりとクレジット眺めているとチック・コリアがドラムと記載されているけれど、一体何なのだろうか?色々な意味で謎深さが興味を惹く作品である。