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注目のジャズピアニスト、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)。買取市場で人気のレコードや魅力についてご紹介

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幅広い音楽の要素を取り入れ、斬新なアプローチでジャズの新しい形を創造しているロバート・グラスパー(Robert Glasper)。鍵盤から奏でるアーティスティックで革新的な旋律は、ジャズという音楽ジャンルを超越し、音楽シーンに新たなるムーブメントを巻き起こしています。ジャズピアニスト界の異端児とも言えるロバート・グラスパーの魅力や人気タイトルについて徹底解説します。

 
 

ロバート・グラスパーとは


 

ヒップホップとジャズ、さらにオルタナティブロックやリズム&ブルース、ゴスペル等が融合した衝撃作『Black Radio』。2015年のリリース以降、ジャズ界に激震を起こし、幅広いジャンルのミュージシャンに熱い注目を集めました。次世代のジャズミュージシャンのカリスマとしてその名を馳せ、第55回のグラミー賞ではベスト・リズム&ブルースアルバムを獲得。もはやジャズピアニストというジャンルでの評価はロバート・グラスパーには当てはまらない唯一無二のミュージシャンと言えるでしょう。

1978年、アメリカ・テキサス州、ヒューストンで生まれたロバート・グラスパー。母はブルース、ジャズ、ゴスペルシンガーであるキム・イヴェット・グラスパーで、幼少期から母の影響で音楽に親しんできました。高校卒業後は音楽の名門校であるフォー・パフォーミング・アンド・ザ・ヴィジュアル・アーツへ進学。キース・ジャレットやオスカー・ピーターソンに触発されジャズに傾倒し、ジャズピアニストとしての才能が花開きます。同スクールではソウルシンガーのビラル・オリバーと共にライヴを行い、ヒップホップの演奏テクニックやリズム&ブルースに対する造詣も深めました。

2004年には、ロバート・グラスパーが手掛けたアルバム『Mood』をリリース。ジャズのカリスマであるハービー・ハンコックの『Maiden Voyage』をベースとしてイギリスのロックバンド・レディオヘッドの『Everything in its right place』を融合させた斬新で鮮烈なアレンジで音楽シーンを席巻。次世代を担うジャズ・ピアニスト兼アレンジャーとして一躍注目されました。

2005年にはアメリカのレーベル・ブルーノート・レコードと契約し、メジャー・デビューとなる『Canvas』を発売。タイトなビートと軽快なプレイ、テンション・ノートなどのコードチェンジのインターバルなど、高度で華麗なジャズ・ピアノ演奏でオーディエンスを圧倒しました。2009年には『Double-Booked』でヒップホップ色を表現し、2015年に『Black Radio』で自身の世界観を昇華させました。翌年には続編となる『Black Radio 2』をリリース。ジャズシンガーのノラ・ジョーンズ、ラッパーのスヌープ・ドッグなどの名だたるミュージシャンと共に、独自の世界観をブラッシュアップしています。

「ジャズピアニスト」という従来の型にとらわれることなく、自分のセンスと才能が導くままに歩み続けているロバート・グラスパー。自由に音楽を奏でる姿は多様性が叫ばれる時代とシンクロし、世代やジャンルを超えてあらゆるオーディエンスを魅了しています。

 
 

ロバート・グラスパーの人気レコードの特徴

 

ロバート・グラスパーの人気レコードは、人気タイトルである『Black Radio』です。『Black Radio』シリーズは1から3までタイトルがありますが、中でも、ファーストリリースである『Black Radio』の人気が高く、オークションやネットショッピングなどではプレミアムな価格で取り引きされていて、買取市場でも注目されている逸品です。

『Black Radio 3』が次いで人気があり、珍しい赤ジャケバージョンの人気が高まっています。レコードのコンディションや付属品の有無も買取価格に影響を与える要素の1つです。特に、『Black Radio・3』に付属していたトートバッグはぜひ揃えておいて欲しいアイテムです。

 

ロバート・グラスパーの人気レコードタイトル紹介

 

Black Radio

人気の高いBlack RadioのUSオリジナル盤は、ジャズの新境地を開いた革新的なサウンドが堪能できる名盤です。独自の世界観を表現した前衛的ともいえる楽曲は、ジャズミュージックのみならずアメリカのブラックミュージックまでも覆したと称されています。コンテンポラリーかつアナログ感のあるデザインと盤に記されたイラストと文字が印象的な一枚です。

 
 

Black Radio 3

輸入盤の希少な逸品であるBlack Radio 3。通常盤はブラックのジャケットですが、当タイトルは珍しい赤ジャケ仕様となっています。前作迄の『Black Radio』の2タイトル同様に、ブラック・ミュージック界で最もパワフルなヴォーカリストとして知られるキラー・マイクやタイ・ダラー、Dスモークなどを迎え、パフォーマーにはレデシーやQティップ、エスペランサなどの多様なフィーチャリング・アーティストとコラボ。まさに「時代の声」を一枚に凝縮したアルバムと言えるでしょう。力強さと共に革新的で鮮烈な輝きを放つ名盤です。

1曲以外はすべてオリジナル曲を収録し、1980年代のイギリス音楽シーンを席巻したティアーズ・フォー・フィアーズの「ルール・ザ・ワールド」をレイラ・ハサウェイとコモンと共に披露しています。

 
 

ジャズピアニスト界のブラックカルチャー・ロバート・グラスパー

 

類稀なる楽曲センスと唯一無二の世界観で新たなスタイルのジャズを提唱してきたロバート・グラスパー。その楽曲はまさにジャズピアニスト界のブラックカルチャーと称するにふさわしい多様性に溢れています。幅広いミュージックシーンで熱い注目を集めているロバート・グラスパーのレコードがタンスの奥で眠っていませんか?もしご不要のロバート・グラスパーのレコードがあれば是非エコストアレコードまでご連絡ください。

 
 


 

※本サイトに掲載されている記事の著作権はFTF株式会社に帰属します。投稿した記事のリライトの可能性が高い場合は顧問弁護士と協議の上、即日中に法的な処置を行います。

フリージャズで有名なオーネット・コールマン(Ornette Coleman)。レコード買取の人気作品とは?

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フリージャズの先駆者と言われているオーネット・コールマン(Ornette Coleman)。コールマンが生み出した作品は前衛性と革新性を持ち、当時のジャズファンに衝撃をもたらしました。そしてその音楽性は現代まで脈々と受け継がれています。今回はそんなコールマンの買取市場における人気作品の特徴や、名盤中の名盤を詳しく紹介してきます。

 
 

オーネット・コールマンとは?

 

オーネット・コールマンは1930年、アメリカテキサス州フォートワースで生まれました。天才チャーリー・パーカーに憧れてアルト・サックスを始め、キャリアの初期はR&Bバンドで活躍。当時から既成の音楽の枠組みを乗り越えようと演奏をしており、ロサンゼルスに移ってからもそれは変わらず、1958年には初のリーダー・アルバムを作成しました。転機となったのはニューヨークに移った1959年。コールマンは「ジャズ来るべきもの」・「フリー・ジャズ」を発表し、ジャズファンを困惑させました。

当時のジャズは1940年代のビバップの流れから、ハード・バップ、モード・ジャズの流行が一段落して行き詰まりが発生していました。そこに従来のジャズの枠組みを破壊したフリージャズを持ち込んだコールマンは、ジャズファンやジャズ・ミュージシャンを二分しました。帝王マイルス・デイヴィスや古典的なジャズファンはフリージャズをジャズと認めませんでしたが、モダン・ジャズ・カルテットのジョン・ルイスらはコールマンを擁護。またコールマンの演奏に魅了されたファンも数多くおり、結果的にコールマンは大成功を収めます。フリージャズもエリック・ドルフィーの登場やジョン・コルトレーンの転向により、1つのジャンルとして確立されました。

オーネット・コールマンは金銭問題や保守的なファンに嫌気がさして一時引退しますが、1965年に復帰。ジャズに理解があるヨーロッパでライブをして優れた作品を残しました。またアルト・サックス以外にもトランペットやヴァイオリンをマスターして、常に周囲を沸かせ続けました。晩年も息子のドナルド・コールマンと一緒にライブをするなど精力的に活動。2007年にはピューリッツァー賞、グラミー賞特別功労賞を受賞しました。そして2015年、85歳で生涯を閉じました。

 
 

買取市場におけるオーネット・コールマンの人気作品の特徴

1958年にデビューして以降、オーネット・コールマンの作品のほとんどがレコードによるものです。近年レコードの良さが再評価されています。それゆえコールマンのレコードはどれも人気があり、買取市場を賑わせています。とりわけ再販盤よりもオリジナル盤、国内盤よりも輸入盤のほうが市場は好む傾向です。また作品の中でもコールマンの音楽性を位置づける「ジャズ来るべきもの」・「フリー・ジャズ」や、ストックホルムでのライブを収録した「ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン」は特に人気があります。

 
 

オーネット・コールマンの人気作品を紹介

 


サムシング・エルス! Something Else!!!!, Contemporary C3551

1958年制作、オーネット・コールマンが初めてリーダーを務めたアルバムです。まだビバップなど既存のジャズをベースにしていますが、所々のリズム・ハーモニー・メロディーは従来のジャズから開放され、コールマン独自のものになっています。ジャズの新しい時代を予感させるような作品に仕上がっています。

 
 


ジャズ来るべきもの The Shape of Jazz to Come, Atlantic 1317

1959年制作、盟友ドン・チェリー(コルネット)にベースのチャーリー・ヘイデンが加入。ピアノ抜きの2ホーン体制で、従来のジャズの枠組みから開放され、自由度が極めて高い演奏をしています。それでもフリージャズの中では比較的まとまっている曲が収録されており、フリージャズ初心者でも聞きやすい作品です。

 
 


世紀の転換 Change Of The Century, Atlantic 1327

1960年制作、オーネット・コールマンのカルテットが充実期を迎えた作品です。メンバーそれぞれが自分の好きなようにアドリブ演奏をしながらも、コールマンが提示するコードやメロディーにカッチリとハマっています。フリージャズとしても、気軽に楽しむジャズとしても聞き飽きることのない名盤です。

 
 


フリージャズ Free Jazz, Atlantic 1364

1961年制作、8人のメンバーを2つのカルテットに編成し、左右それぞれのチャンネルからそれぞれのカルテットの演奏が聞こえます。37分に及ぶジャズセッションが丸々収録され、簡単なテーマ以外は各メンバーのアドリブ演奏が繰り広げられています。エリック・ドルフィーやスコット・ラファロなどの豪華メンバーも参加。全ての枠組みを取り去った演奏は、まさに「フリージャズ」そのものです。

 
 


ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン At The “Golden Circle” Stockholm Vol.1, Blue Note BLP 4224

1966年制作、ストックホルムのゴールデン・サークルというクラブでのライブ盤。アルト・サックス、ベース、ドラムのトリオ編成で、極寒の北欧で開放的かつ伸びやかにコールマンはサックスを吹きます。オーネット・コールマンがどんなジャズ・ミュージシャンかを知るのには最適な1枚です。

 
 

オーネット・コールマンのレコードを売るならエコストアレコードにご相談ください

 

オーネット・コールマンの数々の作品は今なお多くの人に愛され、彼が生み出したフリージャズというジャンルは現代まで脈々と受け継がれています。そんなオーネット・コールマンのレコードが自宅の棚に眠ってはいないでしょうか?エコストアレコードは査定歴30年以上の中古レコード買取専門店です。1枚1枚誠心誠意を持って査定します。

 
 


 

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天才アルトサックス奏者アート・ペッパー(Art Pepper)、レコード買取で人気の作品は?

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アート・ペッパー(Art Pepper)は1950年代から1980年代にかけて活躍したアルトサックス奏者です。特に1950年代に発表した作品は、ジャズファンから高く評価されています。破滅的な人生を送ったことでも知られており、晩年に発表された自伝は多くのファンに衝撃を与えました。この記事では、アート・ペッパーの経歴や人気のレコードについて詳しく紹介していきます。

 
 

アート・ペッパーの経歴に迫る

 

アート・ペッパーは、1925年にアメリカのカリフォルニア州で生まれました。1942年からプロとして活動を開始、スタン・ケントン楽団やベニー・カーター楽団などで活躍します。1952年には独立してソロ活動を開始、情緒的で哀愁漂う独特の音楽性を武器にたちまち人気スターの仲間入りを果たしました。1957年に発表した「Modern Art」は、アート・ペッパーの代表作の1つです。洗練された演奏が特徴のアート・ペッパーですが、私生活はとても荒れていたことでも有名です。日本でも翻訳版が発売された自伝「ストレート・ライフ」の衝撃的な内容は、ジャズファンの間で大きな話題となりました。

20歳のころにはすでに薬物やアルコールへの依存に悩まされており、キャリアを通じて逮捕と出所を繰り返しています。1960年代後半は薬物依存が一層強くなり、長期間リハビリ施設で過ごすことを余儀なくされました。1960年代以降は音楽性も徐々に変化し、晩年はジョン・コルトレーンを思わせる前衛的な演奏になります。晩年の音楽性の変化は、1950年代の情緒的な演奏を望むファンを驚かせました。アート・ペッパーが初来日したのは1977年のことです。日本でも人気が高いアルトサックス奏者なので、歓迎は熱狂的なものでした。アート・ペッパー自身も親日家として知られており、日本人歌手石黒ケイが1980年に発表したアルバム「アドリブ」に参加しています。1982年に、56歳で脳溢血により亡くなります。

 
 

買取市場で注目されているアート・ペッパーのレコードの特徴

 

アート・ペッパーは、幅広い年代から支持されているアルトサックス奏者です。アート・ペッパーの代表作として名高い「Modern Art」と「Art Pepper Meets the Rhythm Section」の2作品は、買取市場で安定した需要があります。また、1960年代以降に発表した作品にも注目が集まっています。また、1960年代に発表された「Smack Up」や「Intensity」といった作品も買取市場での注目作品です。1960年代の作品は、アート・ペッパーの音楽性が変化していく様子を確認できるアルバムとしてファンを中心に人気があります。

 
 

アート・ペッパーの人気レコード5選

 


Art Pepper Meets The Rhythm Section, Contemporary C3532

アート・ペッパーの全盛期とされる1950年代の作品の中でも、特に評価が高いのが「Art Pepper Meets The Rhythm Section」です。マイルス・デイヴィスのバンドでも活躍したベースのポール・チェンバース、ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズ、ピアノのレッド・ガーランドを迎えた、完成度の高い1枚です。録音状態がとても良いことでも知られている1枚で、オーディオファンからも高く評価されています。

 
 


Modern Art, Intro ILP 606

「モダン・アート」は1956年と1957年に録音された、アート・ペッパーの代表作の1つです。メロディが美しく聞きやすい作品なので、ジャズの入門用としても高い人気を誇ります。1曲目の「Blues In」は、数あるアート・ペッパーの演奏の中でも特に評価が高い演奏です。ほかにも、「Cool Bunny」や「Diane’s Dilemma」などが名演奏として評価されています。

 
 


Surf Ride, Savoy MG 12089

「サーフ・ライド」は、1952年から1954年にかけて録音されたアート・ペッパーの活動初期のアルバムです。活動初期ならではの、勢いがある演奏を楽しめるのが特徴になります。活動初期のアート・ペッパーを知ることができる、資料としての需要も高いアルバムです。

 
 


The Return of Art Pepper, Jazz: West JWLP-10

「The Return of Art Pepper」は、1956年に録音されたアート・ペッパー全盛期のアルバムの1つです。トランペットにジャック・シェルドンを迎えて、2管クインテットで収録されています。ラス・フリーマンやシェリー・マンといった、ウエストコーストジャズを代表するメンバーの演奏も評価が高いです。全盛期のアート・ペッパーを語る上で外せない作品なので、買取市場でも注目されています。

 
 


Art Pepper + Eleven: Modern Jazz Classics, Contemporary M3568

1960年にリリースされた「Art Pepper + Eleven: Modern Jazz Classics」は、アート・ペッパーとピアニストでプロデューサーであるマーティ・ペイチが共演したアルバムです。「Donna Lee」や「Round Midnight」といったジャズのスタンダードナンバーが、アート・ペッパーとマーティ・ペイチによって大胆にアレンジされています。ほかにも「Anthropology」や「Walkin’」などのアレンジもファンから高く評価されています。街中などでも耳にする機会が多い有名なナンバーが多数収録されているので、ジャズの入門用作品としても人気です。

 
 

アート・ペッパーのレコード買取ならエコストアレコードへ

 

アート・ペッパーは、アルトサックスの巨人として高い人気を誇るジャズミュージシャンです。特に1950年代の作品は評価が高く、コアなファンだけではなくジャズの初心者にも支持されています。アート・ペッパーが残した情緒的で繊細な演奏の数々は、これからも多くの人を魅了するでしょう。家で眠っているアート・ペッパーのレコードがあるならば、ぜひこの機会に買取の申し込みを検討してみてください。

 
 


 

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買取コラム特別編:捨てずに繋ぐ。断捨離としてのレコード処分

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いま、断捨離の一環として、家にあるレコードを処分する人が増えています。特にここ数年間はパンデミックの影響で外出を控えるようになり、自宅で過ごす時間も増え、部屋の片付けがてら手放す人が多いようです。

そんな中、世界はまさにレコードブーム真っ只中。日本のみならず、欧米など、世界的に需要と人気が高まっています。今までレコードの存在すら知らなかった若い世代の人たちも、興味を持ち、買い集めて聴いているほど。

そんな今だからこそ、エコストアレコードはもう聴かない古いレコードの処分を提案します。

 
文:福田俊一(Ecostore Records)
 
 

断捨離とレコード、意外と身近な関係性

 

昔聴いたレコード、ご自宅やご実家でまだ眠っているという方も多いでしょう。引越しや整理の際に、家具や他の物と一緒にレコードが廃棄処分されてしまうことも実は少なくありません。それも量が数十枚ともなると重量が20kg近くになり、捨てるのにも実は相当な手間と労力が必要。ゴミ置き場まで運ぶ時に下手をすると腰を痛めてしまうことも。

皆さんが断捨離の一環としてレコードを処分するきっかけは大まかに分けて2種類考えられます。

まず1つめは、所有するものをご本人が整理するケース。愛好家のコレクション枚数はいやが上にも増えてゆくものなので、余程の広い部屋でもなければ、いつかは収納場所から溢れてしまい困ることも。どのコレクターにも必ず一度は訪れる試練です。そうなると、「ずっと持っていたいもの」と「そうでないもの」に選別し、不要と判断したものを売却することになります。

そして2つめは、持ち主が亡くなったため、コレクションを譲り受けたご家族が処分するケース。つまりは遺品整理です。音楽好きな家族・親戚を持ち、棚にびっしり詰まったレコードを目にした時は思わず「それにしてもすごい量だね」と驚き、いつか床が抜けるのではと心配しましたね。ある日そんな持ち主が旅立ち、数千枚のレコードが突然あなたの手に渡ることに。しかしあなたは音楽を聴かないどころか詳しくもなく、そもそも興味もない。もちろん価値だって分からない。そういった場合にも当店のような中古レコード買取専門店をご利用いただくことが多いようです。

青春時代に繰り返し聴いたあのレコード、今のあなたにとってはどんな存在ですか?これからもずっと聴く大切な思い出の品でしょうか、それとももうただの不用品でしょうか。「いつかまた聴きたいけど、まだ聴けず。いつか処分したいけど、ずっとそのまま…」。放置すればするほど、もしかすると得にはならないのかもしれません。

しかし、そのレコードが売れてお金になるうえ次の持ち主にも譲れると知ったら、あなたならどうしますか?

 
 

古いレコードのいま、そして未来

 

レコード人気は留まることを知りません。ここ数年大きな話題になるレコードブーム、実はあなたの想像をはるかに上回るものです。

報じられたニュースによると、日本でのレコードの生産額は1980年の1812億円がピークだったそう。86年にはレコードとCDのシェアが遂に逆転。一般家庭からレコードの姿が徐々に消えてゆきました。その結果、2010年には生産額が1億7000万円まで落ち込んでゆくことに。しかしその後、市場でのレコード需要はグッと高まりだし、2020年には生産額が21億1700万円にまで上昇。わずか10年で規模が実に12倍にも拡大しました。

現在、主流になっているのはネット音楽配信サービスや動画共有サービス。アーティスト名や曲名、キーワードを検索すると、スマホさえ持っていればいつでも何処でも音楽を楽しめます。最大の魅力は何と言っても”手軽さ”、”便利さ”でしょう。音楽に利便性の追求した末の理想形です。ただし、その便利さとは裏腹に、昨今のツールには音楽が与えてくれる楽しさが希薄になったといえます。レコードやCDは、アルバム1枚の再生が終わるとプレーヤーから取り出して別のものと交換したり、ジャケットに収納したりする手間がありました。特にレコードは、片面が終わるとひっくり返して、もう片面を再生しなければならない不便さもあります。ネットでの音楽視聴には全くない系統の手間です。それらの手間はネットで音楽を楽しむ際にはいつしか淘汰され、欠如してゆきました。

しかし、時代の中で失われた本質的な魅力に人々は気付きます。レコードには再生した音質に温もりがあるといわれ、大きなジャケットは眺めるだけでも幸せを感じる。それこそ、レコードの良さがいま見直されている最大の理由なのではないでしょうか。

 
 

安盤 or レア盤?価値は○○で決まる

 

お持ちのレコードが高価なものか、そうでないか。あなたも気になったことはありませんか?

今となっては、レコードはまるで骨董品のような古い貴重なもの。しかしそうは言っても、高価なものもあれば、不人気なものだって当然あります。一見すると黒い円盤でどれも同じでも、それぞれの価値は多種多様な条件によって上下します。

当店のような中古レコード買取専門店では、お客様からお預かりしたお品物を枚数や重さで計ってまとめて○○円と見積もることはありません。何故なら、買取額はどれも一律何円という訳ではないから。私どもプロは、市場での需要と希少性を鑑み、1点ずつ適切な買取額を判断してお客様に提示しています。

 

【安盤:珍しくないレコードの特徴】
・発売時に人気があり、当時大量に製造された
・現在の中古市場でも流通量が多く、値段が上がらない。希少価値が低い

【レア盤:珍しいレコードの特徴】
・発売時は人気がなく、製造された枚数が元々少ない
・年月を経て再評価されたことで人気が上がったが、流通量が少ないため希少価値が高い。人気が上がり価格相場も上昇した

 

レコードの価値は物によって千差万別。中には同じアーティストの全く同じアルバム作品でも製造時期によって価格が桁違いで変わることがあるほど。同じ型番(品番)であっても、ラベルのデザイン、盤面の内周部に刻まれた印などを参考に鑑定され、プレス時期が特定されることもあります。

例えば、全く同じアルバム作品でも「1960年に発売された初版(オリジナル)」と「2000年発売の再発盤」では、素人目には違いが中々わからなくても、商品としての価値に圧倒的な差が生まれます。値段を付けるなら数百円と数万円ほどの差があることも。その違いが分かるには詳しい専門知識が必要、レコード博士のような深い知識です。

だからこそ、古いレコードはもう聴かないからとむやみやたらに廃棄しては非常にもったいないことです。不要になったブランド品や宝飾品を、捨てたりせずに専門家に買い取ってもらうのと同じ発想です。

 

■レコードの価値が決まる要素
・中古品としての保存状態。当然、状態は良い方が価値は高まる
・アーティストの人気
・需要の高さ
・市場での希少性。珍しいものこそ高額になる傾向にある

 
 

レコードは「記録」だが「記憶」でもある

 

レコードの盤面には音楽が刻み込まれています。しかし、音楽以上に内に宿るもの、それは人の想いです。

高校時代、初めてのことばかりで戸惑いながらも一生懸命頑張ったアルバイト。生涯初のお給料で大好きな歌手の新譜レコードを購入しましたね。高鳴る胸を抑えて、急ぎ足で家へ向かったいつもの帰り道。部屋のプレーヤーで再生すると、たちまち音の万華鏡のような煌めく世界が目の前に広がります。雨の日も晴れの日も、部屋のオーディオスピーカーから流れる素敵なラヴソングに夢中でした。初恋の彼女に「いい曲なんだよ」と聴かせてあげたことも。あれから40年が経った今、思い出のレコードはというと部屋の押入れ奥深くでただ静かに眠るだけ。プレーヤーもだいぶ前に処分してしまい、聴く機会も全く無くなりました。まさに「宝の持ち腐れ」、「たんすの肥やし」なんて言葉が思い浮かびます。

不要なものは処分しようと考えても、いざ捨てるとなると大切な思い出までも捨てるようで嫌。あの歌手のレコードは高校生の時に汗水流して一生懸命働いた自分へのご褒美だったのだから。「いい声ね」なんて音楽を一緒に聴いた初恋の彼女とは結婚し、今ではあなたの生活を支える妻に。でもあのときめきを忘れたのかな、「いい加減レコードなんか捨てたら?」だなんて。時代が変わったのか、それとも妻が変わったのか。

そんな話はさておき、昔の音楽レコードは果たしていま、一体どれくらいの価値を持っているのか。幾つか実例を参考にして、どれくらいの金額で買取されているかここで一緒に見てみましょう。

 
 


荒井由実 / ひこうき雲(Express, ETP-9083)

1973年発表作品。

ご存知ユーミンこと松任谷由実の記念すべきデビュー作(当時は結婚前の荒井姓)。彼女自身が全曲とも作詞作曲を担当し、後に夫となる松任谷正隆が所属していたバンド、キャラメル・ママが編曲。長年高い人気を誇る名作なだけあり、これまでレコードでも度々再発が繰り返されてきました。そんな中、中古市場で最も価値があるとされるのがその初版。本作の初版にはジャケットの表と裏に淡い朱色で「ALFA」と印字されており、なおかつ背表紙の文字が「荒井由美」と誤植になっているのが特徴(正しくは”実”という字)。

また、初版のみに付属した銀色の帯も付いている状態良好品であれば、なんと驚くことなかれ、50,000円での買取となりました。

こちらの初版に対して、再発盤は現在でも流通量が非常に多いため、1枚のレコードとしての価値はガクッと下がります。数百円程度での買取となる再発盤に対し、初版は物としての希少価値が高いため高額買取となります。

 
 


西城秀樹 / Private Lovers プライベート・ラバーズ(RCA, RHL-8462)

新御三家と呼ばれ、1970年代に大活躍した西城秀樹。本作はそんな国民的歌手である彼にとって20枚目となるLPアルバム。英国のデュオ、ワム!の楽曲「ケアレス・ウィスパー」の日本語カバー「抱きしめてジルバ」など、4曲ものシングル曲を収録。

リリースされた87年はレコードとCDのシェアが逆転した翌年。以前よりもレコードの製造数が減ってきた時期です。従ってこちらの作品も元々の絶対数が少ないため、希少価値が高く、中古市場では高額で取引されています。ちなみに西城秀樹のレコードは人気が高いものがあり、高価買取されるものが実は幾つもあるのです。

当店ではこちらのレコードを10,000円で買取しました。あなたのご自宅でも眠っていませんか?

 
 

久石譲(作曲・編曲) / となりのトトロ イメージ・ソング集(アニメージュ, 25AGL-3053)

言わずと知れたスタジオジブリ制作アニメ『となりのトトロ』。サツキとメイ、可愛らしい姉妹が迷い込むトトロやネコバスがいる世界には、スクリーン越しに思わず夢中になった方も多いはず。物語の中で繰り広げられる現実と空想を行き来する世界は、大人になった今でも私たちの胸をときめかせてくれます。

こちらは映画公開の前年、87年に発表されたサウンドトラック盤。お馴染み「さんぽ」をはじめ、「風のとおり道」など収録。このレコードも現在人気と需要が高い商品であるため、帯付きで状態が良ければ買取額も5桁にも迫ろうかという金額になります。

 
 

整理だけじゃない。レコード処分は次世代に繋ぐ意味も

 

レコードの断捨離処分は必ずしも部屋の整理のためだけではありません。もう聴かないものを「廃棄する」となると、専門家による価値の鑑定もなく、音楽の文化財産がこの世界から無条件にひとつ潰えることになります。果たしてそれで良いのでしょうか。筆者個人的にはやはり賛成できません。これまでの長い年月の中で、たった一人が不要と判断しただけで廃棄されてしまった悲運のレコードはごまんとあるでしょう。その中には数十万円の価値すら持つ貴重なお宝も多数あったはず。いち愛好家としては、そういった状況は出来るだけ避け、リユースしたいのが本音です。

レコードは繊細な生き物。キズだらけで音楽が楽しめなくなったり、収納の仕方が悪いと盤が反ったり、負荷により割れてしまったり。状態不良に陥ってしまい、やむなく捨てるしかないことも勿論あります。しかし、状態も悪くなく、中古品としてまだまだ価値が高いものが整理目的で単に廃棄されているとすればそれは非常に勿体ないことです。

不要なレコードは廃棄処分でなく、音楽を愛してくれる別の持ち主へと譲ってくれませんか?そうすれば音楽も、そしてあなたの思い出も、誰かの元できっと永遠に残り続けます。長く、大切にしましょう。かつてレコードを一緒に聴いた恋人を、あなたが今も大切にしているのと同じように。

 
 

福田俊一のアバター

筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)

FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。

 
 

 
 


 

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天才ジャズトランぺッター、リー・モーガン(Lee Morgan)のレコード買取で人気の作品とは?

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彗星のごとくジャズシーンに登場して以来、天才ジャズトランぺッターの名を欲しいままにしたリー・モーガン(Lee Morgan)。数多くのトランぺッターに影響を与えたその芸術的なサウンドは、半世紀以上経過した今でも変わらない魅力を放ち続けています。ここではリー・モーガンの経歴と、レコード買取における人気作品3選をご紹介します。

 
 

リー・モーガンの経歴と音楽性、天才と言われた理由とは?

 

リー・モーガンは、1938年7月10日にアメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれました。フィラデルフィアはジャズの盛んな街で、父親が教会のピアニストだったこともあるなど、子どものころからの音楽に囲まれた環境が彼の音楽的な才能を育んだのかもしれません。家でも毎日のように流れていたジャズを聴いて育ったリー・モーガンは、14歳の誕生日に姉からトランペットをプレゼントしてもらったことがきっかけで本格的にジャズトランペットに目覚めます。幼いながらも大人たちに混ざって音楽センスを鍛えたモーガンは、15歳の時には通っていたハイスクールの仲間とグループを結成しライブ演奏するまでに成長していました。

その伸びやかで艶のあるサウンドは当時から天才の呼び声も高く、ハイスクール卒業後の17歳の時にはビバップスタイルの先駆者として知られるドラマー「アート・ブレイキー」に見い出され、彼のバンドに加入を勧められるまでになりました。しかしその話を断りフィラデルフィアに残ったモーガンは、曲がったトランペットを演奏することで人気の「ディジー・ガレスピー」率いるオーケストラに入団します。そして同じ年にオーケストラに所属する一人のトランペット奏者が事故により急逝してしまうと一躍スポットを浴びるようになり、1956年11月には18歳ながらオーケストラのリーダーとして「Indeed!」を発売、天才の名を欲しいままにします。

これ以降のリー・モーガンの活躍は、まさに破竹の勢いで当時のジャズシーンを席巻します。1957年に20世紀を代表するサックスプレイヤー「ジョン・コルトレーン」の名盤「BLUE TRAIN」に参加すると、1958年には再びアート・ブレイキーたっての参加要請によりジャズの名門「ジャズ・メッセンジャーズ」に加わり、ジャズの最高峰との呼び声高い名盤「MOANIN’」を制作、ヨーロッパツアーにも参加します。1958年に制作した3部作の「サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ」は日本でも大ヒットとなり、巻き起こるジャズブームの真っ只中、1961年に初来日を果たしました。

しかし、若くしてジャズ界の頂点に立ってしまったことがモーガンの人生を狂わせ始めます。忙しさから薬物に手を出したモーガンは、あっという間に中毒症となってしまい、まともにトランペットを演奏できなくなってしまいます。一度狂った歯車は次々と負の連鎖を生み、オーケストラからは追放、ライブの依頼もなくなってしまいました。そんな失意のどん底にいたモーガンを救ったのは、内縁の妻「ヘレン」です。もともとモーガンは日系人の女性と結婚していましたが、薬物中毒の夫を救うことができずに別居状態でした。そしてヘレンが食生活はもちろん、薬物中毒の治療に通わせるなど献身的に尽くした結果、モーガンは再び立ち上がります。1963年に発表した「The Sidewinder」はジャズとロックを融合させた斬新なサウンドメイクで大ヒットとなり、さらに製造元の生産体制を拡大させるほど売れてしまったことでも大きな話題となりました。

ところが、悲劇が突然襲ってきます。元の生活を取り戻したモーガンは、若い女性に入れ込むようになってしまいます。徐々に険悪な関係になっていくモーガンとヘレンですが、その原因がガールフレンドとの浮気にあることをヘレンは知っていました。ある夜のライブにその女性が来ることを知っていたヘレンは、バッグに銃を忍ばせて会場へ向かいます。演奏後にモーガンと話し合うヘレンでしたが、その女性が割り込んできたため争いとなり、興奮状態になったヘレンはモーガンに向けて銃を発射、胸を撃たれたモーガンは志半ばの33歳という若さでこの世を去りました。有り余る音楽の才能でアメリカンドリームを実現し、衝撃的な死を迎えたリー・モーガン。その聴く者を魅了するサウンドは、現在でも多くのファンに愛され続けています。

 
 

リー・モーガンの人気レコードの特徴

 

リー・モーガンは33歳と若くして亡くなりましたが、デビューも早かったため数多くの作品を残しています。ジャズ・メッセンジャーズへの参加作品としては31枚、他のミュージシャンのアルバムに参加したアルバムは84枚にも及びます。特に人気が高いのはデビューから1958年までの9枚のアルバムと、大ヒットを生んだ1963年の「The Sidewinder」です。

 
 

買取市場で注目を集めるリー・モーガンの人気レコード3選

 


Indeed!, Blue Note BLP 1538

リー・モーガンの初リーダーアルバム「Indeed!」は、録音状態があまり良くないものの、その類稀なる才能を十分に感じさせる1枚です。荒削りながらプレイのセンスは既に完成されており、後年の熟成されたサウンドと一味違った味わいがあります。本作は地元フィラデルフィアでは話題となりましたが、全米的な知名度は今ひとつだったため流通量が少なめとなっています。

 
 

Candy, Blue Note BLP 1590

リー・モーガンがその生涯で唯一発表したソロアルバムです。親しみやすいメロディーが多く、現在でも多くのトランぺッターに演奏される名曲が目白押しです。トランペットのみではどうしても音が薄くなりがちですが、それを感じさせないモーガンのソロサウンドは聴くほどに人々を魅了します。ファンの支持も高く、全アルバムの中でも屈指の人気作品となっています。

 
 

The Sidewinder, Blue Note BLP 4157

1964年にビルボードのアルバムチャート25位にランクインした、ジャズアルバムでは異例とも言える人気の高い1枚です。ジャズロックの先駆け的なアルバムで、その完成度と優れたサウンドメイクから、リー・モーガンの代表作に挙げられることも少なくありません。CMに使用されたり、他のジャズミュージシャンからカバーされることも多いなど、ジャズのスタンダードとも言えるアルバムです。

 
 

聴かなくなったリー・モーガンのレコードはエコストアレコードに売却しよう

 

もう聴かなくなったり、保管場所に困っているリー・モーガンのレコードがある場合は、是非エコストアレコードの買取センターにご相談ください。鑑定歴30年で累計買取枚数1000万枚を誇るベテランスタッフが、適正価格で正確に査定致します。日本全国、何処にお住まいでもご利用いただけますので、まずはお気軽にお電話かメールでお問い合わせください。

 
 


 

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ジャズピアニストのハービー・ハンコック(Herbie Hancock)。買取で人気のレコードは?

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ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)は、世界的に有名なジャズピアニストのひとりです。ジャズプレイヤーとして独自の音楽性を確立し、現代でも大勢の人から愛されています。そして、ハンコックが世に出したレコードには、需要があります。この記事では、そのハンコックの経歴と、どういったレコードが買取市場で人気なのかを解説していきます。

 
 

ハービー・ハンコックの経歴を紹介!名門ブルーノートからデビューしたピアニスト

 

ハービー・ハンコックは、1940年にアメリカのイリノイ州、シカゴで生まれました。7歳の時にピアノを習い始め、11歳でシカゴ交響楽団との共演を果たしています。シカゴ交響楽団は、アメリカの5大オーケストラのひとつであり、世界でもトップクラスのオーケストラでもあります。そのシカゴ交響楽団と共演したハンコックは、しばらくクラシック音楽に傾倒します。そして、高校時代に、オスカー・ピーターソンやビル・エヴァンスの影響を受け、ジャズにのめり込みます。

高校を卒業したハンコックは、アイオワ州にあるグリネル大学で、音楽と電気工学を専攻します。そして、大学を卒業してからはニューヨークに移り住み、郵便配達の仕事で生計を立てながら、クラブやスタジオで活躍することとなります。そのハンコックに転機が訪れたのは、1960年です。ジャズトランペット奏者であるドナルド・バードが集めたメンバーの一員として、プロのジャズ奏者となります。その後、バードから、伝統的なジャズレーベルであるブルーノートを紹介され、初のアルバムである「テイキン・オフ」を世に出し、ジャス奏者としてのデビューを果たしました。

「テイキン・オフ」は、ハンコックのオリジナル曲6曲で構成されています。その中の1つである「ウォーターメロン・マン」は、コンガ奏者であるモンゴ・サンタマリアによってカバーされ、全米で第10位となる大ヒットを記録しました。そのことがきっかけで、「ウォーターメロン・マン」の生みの親であるハンコックも、脚光を浴びることとなります。1960年代のハンコックは、ジャズトランペット奏者であるマイルス・デイヴィスのグループに参加したり、映画のサウンドトラックを担当したり、複数のアルバムを制作したりと、精力的に活動しています。

1969年には、ハンコックはブルーノートからレーベルを移籍し、幅広いジャンルから音楽性を取り込むようになります。中でもエレクトリックサウンドを積極的に使用していて、「アコースティックピアノは弾けない」と揶揄されたこともあるほどです。しかし、あくまでも音楽性の追求のひとつとして、エレクトリックサウンドを取り込んだだけでした。そして、当時の音楽シーンに疑問を投げかけるアルバム、「ヘッドハンターズ」を作っています。

1980年代に入ると、ハンコックは新しくヒップホップジャンルを取り入れるようになります。クラブミュージックに代表されるDJスクラッチの音を積極的に使用した曲が、アメリカだけでなく世界中でヒットします。そのような輝かしい実績によって、ハンコックは1983年、グラミー賞の「最優秀リズム・アンド・ブルース・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞」を受賞しています。さらに、1984年と1987年にもグラミー賞を受賞し、ハンコックは1980年代だけで3度のグラミー賞を受賞したことになります。

1990年代以降のハンコックは、ジャズプレイヤーとして精力的に活動しています。現代曲をジャズ風にアレンジしたアルバムを制作したり、マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンの2大ジャズプレイヤーの生誕75周年を記念してツアーを行ったりしました。そして、2008年には、ジャズ界では43年ぶりの快挙となる、グラミー賞の「最優秀アルバム賞」受賞を果たしています。2010年には、自身の生誕70周年を記念したアルバム「イマジン・プロジェクト」を制作し、幅広いアーティストが参加しています。

 
 

買取市場で人気を集めているハービー・ハンコックの名盤とは?

ハービー・ハンコックのレコードは、現代でもジャズファンから高い人気を集めています。中でも「ザ・ニュー・スタンダード」は、他のアーティストの名曲に、ハンコックらしいジャズアレンジを加えたということで人気があります。また、ハンコックの初期の作品である「テイキン・オフ」や「処女航海」などの人気も高いです。さらに、コアなハンコックのファンからは、問題作と呼ばれることも多い、「ヘッドハンターズ」のレコードも好まれています。

 
 

買取市場で人気のあるハービー・ハンコックのレコード

 


テイキン・オフ Takin’ Off, Blue Note BLP 4109

ハンコックが初めて世に出した、オリジナル曲後世のアルバムです。中でも「ウォーターメロン・マン」は、初期の楽曲でありながら、ハンコックの代表作とされることが多いです。

 
 


処女航海 Maiden Voyage, Blue Note BLP 4195

ハンコックが、世界的に有名なジャズプレイヤーであるマイルス・デイヴィスのメンバーであった頃に作られたアルバムです。世に出た段階で高い評価を得ていて、このアルバムによって、ジャズプレイヤーとしてのハンコックの立場が不動のものとなっています。

 
 


ヘッドハンターズ Head Hunters, Columbia KC 32731

エレクトリックサウンドを取り入れたことが大きな特徴となる、ハンコックの代表アルバムのひとつです。「ウォーターメロン・マン」などの名曲を新しくアレンジし直しているのが特徴で、当時のファンからは賛否両論されました。しかし、高い評価をしているファンも大勢います。

 
 


フューチャー・ショック Future Shock, Columbia FC 38814

ジャズにヒップホップの要素を取り入れている楽曲で、個性的なアルバムとなっています。しかし、世界からの評価は高く、トップ50にランクインしている国が数多くあります。そして、長い売り上げを記録しているのが特徴のアルバムで、アメリカレコード協会からプラチナディスクとして認定されています。

 
 


ザ・ニュー・スタンダード The New Standard, Verve LP-43170

現代曲をジャズアレンジした楽曲が収録されているアルバムで、ハンコックのオリジナル曲は1曲のみです。残りは全て他のアーティストの楽曲をアレンジしたものとなっています。ニルヴァーナやビートルズなどのロックバンドを中心に、幅広いアーティストの曲が採用されています。

 
 

ハービー・ハンコックのレコードを売るならエコストアレコードへ

 

お手元にあるハービー・ハンコックのレコードの売却を考えている場合は、エコストアレコードにご相談ください。エコストアレコードは幅広いジャンルの買取を行っており、ジャズのレコードを買取した実績も数多くあります。その実績と共に培った知識で、ハービー・ハンコックのレコードも適正な価格で買取いたします。

 
 


 

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ジャズピアノのレジェンド、オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)のレコード買取の人気作品は?

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ダイナミックなピアノでジャズの歴史にレジェンドとしてその名を刻んだオスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)。彼のピアノは88鍵をフルに使いながらもミスタッチをほとんどしない超絶技巧な演奏が特徴です。生前はもちろん没後の現在まで残した数々のレコードは今でも世界中で愛されています。今回はそんなオスカー・ピーターソンのレコードの買取人気作品をみてゆきます。

 
 

オスカー・ピーターソンの経歴を紹介。音楽性やその魅力など


 

オスカー・ピーターソンは1925年にカナダで生まれ、5歳からピアノを始めたといわれています。同時期にトランペットも習い始めていましたが7歳の時に結核にかかったことをきっかけに、ピアノに専念するようになりました。カナダを中心に活動していましたが、1949年、オスカー・ピーターソンが24歳の時にノーマン・グランツ(多くのジャズレジェンドを生み出したプロデューサー)の手によりニューヨークのカーネギーホールにてアメリカ進出を果たしました。時代はジャズ全盛期であり、ルイ・アームストロング、ジョー・パス、カウント・ベイシーなどジャズ界のレジェンド達と数多く共演しました。

オスカー・ピーターソンはその圧倒的な演奏力が特徴です。ミスタッチをほとんどすることがないと言われており、正確な指使いと同時に疾走感のある早いテンポを弾きこなすなど超絶テクニックを持ったピアニストで、「鍵盤の皇帝」との異名をとっていました。そのような超絶技巧の演奏を可能にしていたのは長年のキャリアに裏打ちされたテクニックに加え、オスカー・ピーターソンの大きな「手」も理由の一つかもしれません。1オクターブは余裕でつかめる大きな手でダイナミックな演奏をし、観客を沸かせていました。

1999年には、「高松宮殿下記念世界文化賞(日本美術協会主催)」を受賞しています。1993年に脳梗塞で倒れたこともあり左手が不自由な状態でしたが、授賞式でピアノを披露しました。オスカー・ピーターソンは1964年にも来日しており、長きにわたり日本での人気も高かったことがうかがい知れます。

 
 

オスカー・ピーターソンの人気レコードの特徴。何が買取市場を賑わせている?

 

オスカー・ピーターソンのレコードの多くは名盤と呼ばれ、時代を超えて何度も再発売を繰り返してきました。発売された年や国によってボーナストラックが多少違うのが特徴です。また1960年代や70年代などの古い時代の録音について「音質は良いのだろうか?」と気になる方がいるかもしれませんが、発売される度に少しずつ音質が改良されています。

買取市場で注目されている作品を一つ挙げるとすれば「Louis Armstrong Meets Oscar Peterson」でしょう。こちらは、「この素晴らしき世界」で有名なジャズ界の巨匠、ルイ・アームストロングと共演している非常に豪華な一枚です。よく知られているジャズスタンダードナンバーがジャズの巨匠二人によって最高の味付けがされています。オリジナルは1957年に録音されたものですが、2020年に発売された直輸入盤ではトップエンジニアにより高品質のリマスタリングがされており音質も問題ないでしょう。

 
 

買取市場で注目されているオスカー・ピーターソンのレコード

 

以下、オスカー・ピーターソンの人気レコードを3枚紹介します。

 
 


Night Train, Verve V-8538

オスカー・ピーターソンの名盤中の名盤と言われている作品です。「C Jam Blues」や「Bags’ Groove」などジャズ好きには嬉しいスタンダードナンバーが収録されており、オスカー・ピーターソンらしい味付けと心地よいスイング感が楽しめます。またこちらの作品にはバラード曲「Hymn to Freedom」が収められています。スピード感あふれる演奏が多いオスカー・ピーターソンの作品の中では珍しいミディアム・スローなナンバーです。とても美しいバラード曲で、ジャズの歴史に残る名曲と言えるかもしれません。

 
 


We Get Requests, Verve V6-8606

こちらはオスカー・ピーターソンのピアノトリオの中でも特に人気だった、レイ・ブラウン、エド・シグペンとのトリオ作品になります。レイ・ブラウンもエド・シグペンもオスカー・ピーターソンと長く一緒に演奏してきていますので息がぴったりなのはもちろんのこと、両者ともにオスカー・ピーターソンのダイナミックなピアノに負けない疾走感のあるリズムを刻み、そしてレイ・ブラウンの圧巻のベーステクニックに圧倒されることでしょう。ポピュラーなナンバーが多く入っていますので、ジャズ初心者さんにも聴きやすい作品です。ボサノバナンバーとして有名な「イパネマの娘」やジャズの人気ナンバー「酒とバラの日々」などを楽しめます。

 
 


Plays The Cole Porter Songbook, Verve MGV-2052

こちらはオスカー・ピーターソンによるコール・ポーター作品集です。ジャズ・スタンダードナンバーを数多く残したコール・ポーターをまとめて聴きたいという方には嬉しい一枚です。レイ・ブラウン、バーニー・ケッセルとのトリオになっています。2分程度の短い曲が多く、軽快なリズムと共に気軽に楽しめる作品で、コーヒーブレイクなどにぴったりです。

 
 

エコストアレコードにオスカー・ピーターソンのレコードを売ろう

 

オスカー・ピーターソンは時代を超えて愛され続けているジャズ界の歴史に残るピアニストです。もし、聴き飽きてしまったオスカー・ピーターソンのレコードがあれば、エコストアレコードにお売り下さい。エコストアレコードは約30年間の実績がある中古レコード買取専門店です。知識豊富なスタッフが正確、丁寧に査定いたします。

 
 


 

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ジャズだけじゃない。多才なシンガー、ニーナ・シモン(Nina Simone)のレコード買取の人気作品を紹介

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ニーナ・シモン(Nina Simone)は20世紀を代表するアーティストであり、アメリカ音楽のアイコン的な存在でした。その歌声には、聴く人がその瞬間に没頭して時空を忘れてしまうほど魅惑的で催眠的な魔法を紡ぐ魅力があります。最初のヒット曲である1959年のトップ10入りした名曲「アイ・ラヴズ・ユー・ポーギー」から、1993年のエレクトラのアルバムからのタイトルカット「シングルウーマン」まで、40年以上にわたって多くのレコードが出されています。

 
 

ニーナ・シモンの経歴、楽曲の魅力とは

 

ニーナ・シモンは、ユニース・キャスリン・ウェイモン(Eunice Kathleen Waymon)として、1933年2月21日にアメリカ合衆国のノースカロライナ州で生まれました。3歳よりピアノを弾き始めるようになり、早くから音楽家としての才能を発揮していた彼女は、両親の支援もあり音楽の才能をメキメキ伸ばして行きます。1950年代始めに、音楽学院への進学を目指しますが入学を断られ挫折します。生計を立てるためピアノの講師などをしますが生活は苦しく、1954年にアトランティック・シティのアイリッシュ・バーでピアノを弾き始めることになります。このバーのオーナーの薦めから歌い始めるようになり、この頃からニーナ・シモンと名乗り本格的な活動が始まります。

ニーナ・シモンの歌の魅力は、その力強く魅惑的な歌声と、ジャズだけではない多様なジャンルを取り入れた楽曲にあります。R&B、ヒップホップ、ゴスペルといった要素が様々な楽曲に散りばめられており、そこに彼女の歌声が折り重なり魅力を引き立てます。また音楽以外にも、アフリカ系アメリカ人の女性のミュージシャンとして、黒人公民権運動等の政治的な抗議活動にも精力的に参加していました。その考え・思いが反映された楽曲も多く、その中でも「Feeling Good」はリリースから何十年も経った今もなお愛されている曲の代表と言えるでしょう。

 
 

ニーナ・シモンのレコードが買取市場で人気が高まっているワケ

 

2003年4月21日にニーナ・シモンは70年の生涯を終えましたが、彼女の遺した数多くの楽曲は色褪せることなく今も輝き続けています。近年では、彼女のトリビュートアルバムが発売されたりドキュメンタリー映像をNetflixが製作するなど、ニーナ・シモンの存在が再び脚光を浴びるようになってきました。彼女が生涯をかけて放ってきたメッセージが、再びアメリカ社会や世界中へ大きな影響を与えているのです。その中で、ニーナ・シモンが遺した数多くのレコードにも注目が集まっており、買取市場での需要が高まってきています。

 
 

買取市場で注目されているニーナ・シモンのレコード4選!人気のタイトル紹介

 

以下、ニーナ・シモンの人気のあるレコードを4枚紹介します。

 


Little Girl Blue / Bethlehem, BCP 6028

1959年に発売された、ニーナ・シモンの代表すべきファースト・アルバムです。クラシックのコンサート・ピアニストを目指していた20代半ばだった彼女の、表現力豊かなピアノと魅惑的な歌声が存分に感じられる作品となっています。全米Top 20入りを果たした「I Love You, Porgy」や、1987年に放送されたシャネルNo. 5のコマーシャルでも使用された「My Baby Just Cares for Me」、「Mood Indigo」といった人気の楽曲を数多く収録しており、現在も人気の高いレコードとなっています。

 
 


I Put a Spell on You / Philips, PHS 600-172

1965年発売の本作のアルバム名にもなっている「I Put a Spell on You」は、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスのカバー曲です。ホルンとストリングスが使われているこのスリリングなラブソングは、彼女の有名な楽曲の1つとなっています。また、この曲名は1992年に出版した自叙伝にも使用していることでも有名です。その他に、「Tomorrow Is My Turn」や「Feeling Good」といった人気の楽曲も収録されています。「Feeling Good」に関しては、元々ミュージカルのために書かれた楽曲でニーナ・シモンがカバーしたものですが、その後も多くのアーティストによりカバーされ、多くの人に影響を与えている楽曲です。

 
 


Silk & Soul / RCA Victor, LSP-3837

1967年発売の本作は、アルバム名にもあるようにソウルを前面に出したニーナ・シモンの異色作と言えます。重厚感のある普段の楽曲とは違い、明るく一緒にステップを踏んでしまうような楽曲が多く収録されています。このアルバムの収録曲である「Go to Hell」で、1968年のグラミー賞で最優秀女性R&Bボーカルパフォーマンスにノミネートされましたが、惜しくも落選となっています。

 
 


Nina Simone And Piano! / RCA Victor, LSP-4102

1969年に発売された本作は、シンプルな編成であるピアノの弾き語り集となっています。ニーナ・シモンは元々ピアニストとして音楽学院の入学を目指していたこともあり、クラシック・ピアノの名手でありました。この作品では、魅力的なボーカルとともに、彼女の得意とするピアノの妙技もたっぷりと聴くことができる贅沢な仕様となっています。伴奏はピアノだけというシンプルな構成ですが、決して聞き飽きることのない素晴らしい作品です。

 
 

今も人気の高いニーナ・シモンのレコードを買い取ってもらおう

 

1950年代を代表するニーナ・シモンが世に出した楽曲は、今もなお多くの人たちに聴かれ続けています。また、ニーナ・シモンの存在自体も、アメリカ社会だけでなく世界中に影響を与え続けています。そんな彼女が作り出したレコードの価値をしっかりと理解し買い取ってくれるのは、豊富な買取実績を誇る中古レコード買取専門店だけです。エコストアレコードでは、知識とスキルを備えたスタッフが、自信を持って査定いたします。

 
 


 

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ウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)のレコード買取を解説。人気の作品は?

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ウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)は、モダン・ジャズ・ギターの最高峰であり、「ジャズギターの代名詞」とも呼ばれるほど後世に影響を残したアーティストです。ピックを使わない親指での奏法が特徴で、ソロで披露されるオクターブ奏法という超絶技巧で人々を魅了してきました。今回はウェス・モンゴメリーのレコード買取市場における人気作品をご紹介します。

 
 

ウェス・モンゴメリーの経歴は?

 

 

ウェス・モンゴメリーは1925年3月6日にインディアナポリスで産声を上げました。1943年、20歳の時に独学でギターを始めます。アメリカのジャズ・ミュージシャンでありジャズ・ヴィブラフォンの第一人者として知られるライオネルハンプトンの楽団に1950年まで参加し、実力を磨いていきます。この頃は昼は別の仕事で働き、地元で活動していたということもあり、知名度はそこまで高くありませんでした。

その後1959年にはモダンジャズ3大レーベルのひとつであるリバーサイドレコードと契約し、ニューヨークデビューを果たします。「The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery」をリリースすると、その神業とも言える独特なギターの奏法で一躍有名になり、その他にも多くの名盤を世に送り出しました。彼は、譜面が読めなかったといわれていますが、作曲にも取り組み、数々の名曲を残しています。

1967年頃からはジャズをビジネスととらえ活動の路線を変更。売れることを第一に考えたプロデューサー、クリード・テイラーと組んだことによりストリングスやオーケストラ入りのイージーリスニングというジャンルに転向していきます。これによって商業的にも大成功を収めますが、1968年6月15日に心臓発作で死去します。モダン・ジャズでもっとも有名なジャズ・ギタリストとも言われるようになるほどそのギターの神業で一世を風靡した彼はその死後も、史上最高のジャズギタリストとして世界で多くの人々に親しまれています。

 
 

ウェス・モンゴメリーのレコードは買取市場でも人気

 

ウェス・モンゴメリーは数多くの人気曲を生み出しているので、レコードの人気も高く、需要も高いです。ウェス・モンゴメリーはリバーサイドとの契約が切れた後、他のレコード会社にも所属しているのですが、人気があるのはリバーサイド時代のものになります。リバーサイド時代のウェス・モンゴメリーのレコードは、モノラル盤とステレオ盤のふたつが作られています。この2つのどちらが人気となるかはタイトルによっても変わってきますが、総じてモノラル盤が買取り価格も高額になる傾向があります。ただし、絶対とは言い切れずレコード次第といったところが大きいです。たとえば、「The Incredible Jazz Guitar」でいえば、ステレオ盤の方が「音質が良く臨場感がある」と高い人気があるため、モノラル盤よりも高額になることがあります。いずれにしてもモノラル盤、ステレオ盤に限らず需要が高いですのでお手元に売却をお考えのレコードをお持ちでしたら一度査定に出してみることをおすすめします。

 
 

買取市場でも注目度の高いウェス・モンゴメリーの名盤5選

 

それでは、ウェス・モンゴメリーの人気レコードを紹介します。
 


Full House, Riverside RLP 434

こちらは、1962年に開催されたライブを録音したアルバムです。ライブならではの臨場感で、まるで会場にいるかのように演奏に引き込まれます。ジャズ初心者にもおすすめの作品で、ジャズライブ盤屈指の名盤とファンからの人気も厚いです。ウェス・モンゴメリには珍しいギター独奏を聴く事も出来るレコードでもあり、アドリブの超絶テクニックが聴きどころです。

 
 


The Incredible Jazz Guitar Of Wes Montgomery, Riverside RLP 12-320

1959年に発表された名盤で、ウェス・モンゴメリーが一躍有名になるきっかけとなったアルバムです。「フォー・オン・シックス」という、ウェス・モンゴメリーの代表曲も聴くことができます。オクターブ奏法や、早弾きプレイでウェス・モンゴメリーの光る才能が発揮されています。ウェス・モンゴメリーの初期の代表作として、買取市場での人気も高いといえるでしょう。

 
 


Smokin’ at the Half Note, Verve V-8633

ウェスの最高傑作とも名高い1965年のアルバムです。ウィントン・ケリーのピアノ・トリオにウェスが加わった編成で、ウェス・モンゴメリーのギターがピアノと相まって素晴らしい演奏となっています。ファンからの評価もかなり高いので、買取市場での需要も高いです。

 
 


Boss Guitar, Riverside RM 459

1962年発表のアルバムです。ピアノ・ベースは入っておらず、ギター・ドラム・オルガンという他とは違った編成です。親しみやすいジャズスタンダード曲も入っており名曲揃いです。オルガンのメル・ラインとの相性も抜群で、ライブ感も楽しめるアルバムとなっています。

 
 


Groove Yard, Riverside RLP 362

こちらは1961年発表のモンゴメリー家のファミリー・バンドです。バンドメンバーは無名に等しいですが、バンドの息も合い、有名アーティストに引けを取らない演奏となっています。ウェス・モンゴメリーのアドリブ演奏を聴くならこれがナンバーワンとの声もあります。隠れ名盤とも言われているので、買取市場でも高く評価されるでしょう。

 
 

ウェス・モンゴメリーのレコード買取はエコストアレコードまで

 

ウェス・モンゴメリーのレコードは現在でも人気作が多く、買取市場での需要も高いです。お手元の作品を売りたいとお考えでしたら、ぜひエコストアレコードにご連絡ください。エコストアレコードは30年という買取実績を誇る中古レコードの買取専門店です。査定経験豊富なスタッフが正確に査定させていただきます。ぜひ一度ご利用ください。

 
 


 

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