1987年にデビューして以来、愛され続けているヒップホップグループのデ・ラ・ソウル(De La Soul)。ネイティブ・タンという、ヒップホップ界のトライブの中心にいたグループです。陽気でのどか、でも知的でオシャレな曲調は、ヒップホップに新しいステージを用意しました。そんなデ・ラ・ソウルの魅力やレコードについて紹介します。
ヒップホップグループ、デ・ラ・ソウルとは?
デ・ラ・ソウルは1987年にNYのロングアイランドで結成された、ヒップホップグループです。メンバーは3人。ポス(Posdnuos)とトゥルーゴイ(Trugoy the Dove)はMC、メイス(Maseo、Pasemaster Mase)はMCもしますが基本的にDJです。ちなみに、トゥルーゴイの名前にはユーモアを感じる由来があります。それは、ヨーグルト=Yogurtの綴りを逆さにしたということ。本人もヨーグルトが好きでよく食べてるそうです。
わかりやすく、グループの特徴をまとめるならポイントは3つ。
・ヒップホップの新しい流れをつくった
・知的で明るいヒップホップ
・ネイティブ・タンの代表的グループ
デ・ラ・ソウルというと、ニュー・スクールを思い浮かべる方が多くいます。なぜなら、ヒップホップのイメージを大きく変えた時代を作りあげたグループの一つだから。彼らのデビュー当時のヒップホップ観は「マッチョ、ゴールドのアクセサリー、不良っぽい」というものでした。そこへカウンターを当てるかのように「知的、ユーモラス、日常的、明るくて軽やか」なヒップホップをデビューアルバムでリリース。
サンプリングにも幅広いジャンルを取り入れ、新しい風を通すようなデビューアルバムは大きな反響を呼びました。サンプリングにはなんとフランス語の教材も含まれていたとか。そうして出来上がった作品は、ヒップホップを聞かなかった人たちにも届くような、新しいヒップホップだったのです。ヒップホップに新しい流れをつくった影響は大きく、各ジャンルの進化を促した立役者としてもデ・ラ・ソウルは評価されています。
日本人のアーティストともコラボしたり、デビューから29年たった8作目のアルバムでは多くの人気アーティストがフィーチャリングゲストとして並ぶなど、他のアーティストとの調和に心躍らせてくれるところも魅力です。
デ・ラ・ソウルのレコード人気作品3選
「3 Feet High And Rising」(Tommy Boy, TBLP 1019)
デ・ラ・ソウルといえばこのアルバム。という人も多いデビューアルバム。マッチョリズムなヒップホップへのカウンターのような、ポップでユーモラス、そしてのどかな平和さをも感じさせる曲と構成が大ヒットしました。日常の出来事をデ・ラ・ソウルらしい、知的なユーモアで綴られたリリックは解放的。シングルヒットした曲も多く入っています。陽気なサウンドが想像できるポップで楽しいジャケットも魅力。
「De La Soul Is Dead」(Tommy Boy, TBLP 1029)
インパクトあるタイトルの2作目のアルバム。デビューアルバムの大きな反響は、デ・ラ・ソウルのイメージを固定化させるような力もありました。そのイメージを過去のものとするようなアルバムタイトルと、メンバーのことを指すかのような3本の枯れたヒナギクが描かれたジャケットは強いインパクトを与え、当時話題になりました。安定したセンスの良さでシングルヒットした曲が多数。当時影響力のあったヒップホップ専門誌「The Source」からも満点評価を獲得しています。
「And the Anonymous Nobody」(AOI, AOI001VL)
前のアルバムから12年の歳月を費やした8作目のアルバム。資金はクラウドファンディングで調達し、あっという間に60万ドルに到達したと話題になりました。ビルボードのラップアルバム・チャートでも1位を見事獲得。豪華なゲスト陣とのコラボレーションは多くのファンを喜ばせました。デビューから29年たったアルバムですが、デビュー当時の知的さや軽やかさは変わりません。
レコードの保存方法と査定時のポイント解説
レコードは繊細なものなので取扱には注意が必要です。自分で楽しむためにも、買取に出す可能性がある場合に備える意味でも、取扱には注意して保管しましょう。
具体的なポイントは「縦置きにする」「置く場所を考える」「帯はとっておく」の3つです。
まず「縦置き」についてですが、レコードは平置きにして重ねていくと、重さでだんだん反ってしまいます。反ってしまったレコードは再生できない可能性がありますし、買取にも影響します。平置きにはせず、縦置きで保管してください。
続いて「置く場所を考える」ですが、これはカビや直射日光を避ける必要があるからです。レコードにカビが生えた場合、拭き取って綺麗にしたように見えても完全には拭き取れていません。カビてしまったレコードはパチパチとノイズが入ってしまいます。直射日光については、熱でレコードが反ってしまうことを避けるためです。レコードは熱に弱いため、直射日光などの熱が当たり続けると反ってしまう可能性があります。置く場所としては、常に空調のきいた湿気の無いリビングなどが理想です。
最後に「帯はとっておく」ことについてですが、レコードにとって帯は貴重で価値のあるものです。なぜなら帯は日本独自の文化で、国内問わず需要があるからです。帯は意識しないと保管が難しいということもあり、より価値は高くなっています。帯がまだ残っている場合は、ぜひ大事に保管してください。
デ・ラ・ソウルのレコード買取で迷ったら「エコストアレコード」にお問い合わせを
デ・ラ・ソウルはデビューから29年たった新作がビルボードで1位を取るほどの根強い人気があり、新たなファンを獲得し続けているグループです。レコードの需要は今後も伸びていく可能性が大。もし買取で迷ったときは「エコストアレコード」にお問い合わせを。買取方法も「宅配・出張・持込」があります。不安なことも専門スタッフが丁寧に対応いたします。迷っている方はお気軽にお問合せください。
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