引越しの整理をしたときや、ご家族が亡くなり遺品として、レコードはあなたの日常生活の中にある日突然出てくるものです。
「そのレコードを聴いてみようにも自宅にプレイヤーは無いし、田舎の実家に確かあるけれどそもそもちゃんと動くかわからない。一体どうしたらいいものか?」
レコードは例え数枚にしても大きいものですし(LP盤だと約30cmほどある)、実は結構 かさばるものなのです。ふとした時に押入れの中のレコードが目に入っても、あなたの生活にはいまさら不要なものだと分かってはいるけれど、ついつい見て見ぬふりをして押入れの戸をまたそっと閉めてしまいませんか?
もし、そのレコードが現金になると知っても、あなたは押入れの中でそのままにしますか?
結論から言うと、今の時代でもレコードを喜んで買い取ってくれる店があるんです。今回の買取コラムでは、レコードに知識が無いような方にも『レコードを売るならどのような買取業者を選ぶべきか』を分かりやすく解説しましょう。
レコードは思っている以上に高額になる
レコードをいまだに聴いている人なんているのか想像できない人も多くいるでしょうが、「ストリーミング(ネットでの音楽配信サービス)だけじゃなくアナログレコードでも音楽を楽しみたい!」という人はとてもたくさんいます。現代のレコードファンは必ずしもマニアックな知識を持った人だけではなく、これからレコードを一生懸命聴いてみようという人もいます。男女問わず、十代の若い人たちからレコードを懐かしく感じる年齢の方まで、幅広い世代の人たちがレコードを買い集めています。これからの未来では、ある種のファッションのようなカジュアルな存在になるかもしれません。
レコードが持つ音質は、よく『温もりがある』などと形容されることがありますが、現にCDやストリーミングで聴くよりも音質が良いという事実もあります。
貴重なもの、希少なものが高価に!
古いレコードはまるで高級ワインのように長い年月を経てこの時代にあるものなので大変貴重なものですし、稀少価値が高いものも世の中にはたくさんあります。レコードはただ音楽を聴くためだけのものという訳ではなく、1950年代であっても80年代であっても、その時代に製造されたものをそのまま今 製造し直すことは絶対に出来ませんから、歴史的な資料のような意味合いを持つものすら多くあるくらいです。
レコードは貴重なものであるからこそ、ある程度の”相場”があります。レコード販売での相場があるのであれば、レコード買取における相場も当然あります。ただし、その相場感覚は『レコードはもちろんのこと、音楽の知識に長けている人間』であって初めてわかるものです。50年前に100枚ほどのごく限られた数しか製造されなかったレコードは、レコードに興味がないような一般の方の気を引くことはまずありえません。高価なレコードというのは、その稀少性を理解している人間のみが見出している価値です。本当に希少なレコードであれば、「3万円でいらないか?」と言ってもレコード愛好家の皆が皆 高いという訳ではないようで、「買いたい」という人もきっといるでしょう。それくらい中古レコードというのは奥が深い、ディープな文化なのです。
レコードをより高く売るヒミツ
●レコードは知識のある中古レコード買取専門店へ売ろう!
先に述べたように、レコードは知識が豊富な人へ売却するというのが大前提ですし基本中の基本です。レコードに詳しい人間であれば、レコードをパッと見ただけでも言葉では言い表せない独特な何かを感じ取るものです。きっと「これはもしや、高額盤が数多く載ったあのガイドブックで紹介されていた幻の1枚では?」なんていうことを考えているのかもしれません。その感覚はリサイクルショップで働いている方には決してありませんし、もしかして高く買い取ってくれるかもなんて期待してはいけません。レコード店員はレコードの知識が豊富なように、リサイクルショップ店員にはその類の知識が豊富なだけ。知識の種類が違う、それだけです。だからこそ、レコードは中古レコード買取専門店へ売りましょう、ということなのです。
●買取する中古レコード店によっても差がある?
中古レコード店も千差万別、得意とする音楽ジャンルも実に様々です。ロックが主力商品となっている店もありますし、ジャズに強い店もあります。ここで述べた”得意とする音楽ジャンル”というのは、そのジャンルを販売するのが上手ということを意味します。そのような店にはある程度の常連客がいたり口コミを通じて新しい客が集います。つまり、「レコードを仕入れても売れる=売れるから強気で仕入れられる」ということなのです。これはレコード販売・買取だけの話では無論ありません。そういう意味でも、お店の傾向を知ることも大切といえます。
同じ話は買取にもいえると思われます。オールジャンルに強い店であれば話は別ですが、ロックの買取に力を入れている店がジャズも同様に強気で高額買取してくれるかというとそうとは限りません。中古レコード専門店は高価買取リストをホームページ上で設けているところもありますので、チェックしてめぼしい業者をいくつか見つけたら買取価格の傾向を掴むためにも比較して参考にしてみるのも大事です。色々なジャンル(ロック、ジャズ、邦楽など)の高価買取リストを掲載している業者はオールジャンルのレコードを買取するだけでなく、販売するのにも自信がある裏返しといえるでしょう。
時間と手間こそかかりますが、ご自身で複数の買取業者に査定してもらい比較してみるのも手です。
●その中古レコード店の販売額を見てみるのもひとつのテクニック
その中古レコード店の買取額があまりイメージできない場合、レコードに詳しい人にはぜひとも実践して欲しいテクニックとして、その店の商品の販売額を見てみるのも良いかもしれません。強気の値付けをしているところは、もしかすると買取額も比較的高めなことがあるかもしれません。「私が売ろうとしているレコードをこの店では3,000円で売っているから、買取ももしかすると1,000円くらいになるのかな?」というイメージができます。必ずそうとは言えませんが、そういう参考の仕方があってもいいはずです。
客の感想などの評判も見てみよう!
インターネット上では中古レコード買取専門店の感想なども調べることができます。その店で買取を経験した人たちの生の声を見てみるのもポイントでしょう。店の受付スタッフの電話対応に感じたこと、査定額への満足度、振り込みのスピードなど、一連の流れのなかで客が感じたことなど、実際に買取してみないと気付かないことも知ることができるかもしれません。ネットに感想を書いている客が売却したレコードのジャンルや量などにも着目して参考にしてみてください。
まとめ
レコード買取において、売却先である買取業者選びはとても大事です。所有するレコードの価値を生かすも生かさないもそこで決まってしまうかもしれないくらい大切なことなのです。そうは言っても、レコードにあまり詳しいとはいえない方にとっては中古レコード買取業者選びなど至難の業ともいえるくらい難しいはず。レコードの詳しいことは分からないというお客様にも満足していただけるよう、私どもエコストアレコードは親切な対応はもちろん、レコードやCDを1枚1枚丁寧な査定をするよう日々 心掛けています。
当店には知識も経験も豊富なスタッフがたくさんおります。分からないことがあって当たり前の世界ですので、不明点・質問などございましたらお気軽にエコストアレコードまでお問い合わせください。スタッフ一同 お待ちしております。
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