昔よく聴いたアイドルのレコードを手放そうと思っているけれど、どうすればいいか分からず困っていませんか?
レコードというのは音楽を楽しむただの”モノ”であるだけではなく、買ったときの記憶やプレーヤーで聴いていた時の胸のときめき、あなた自身が感じたステキな良い思い出が宿るものです。ましてや、それが当時大好きで憧れていたアイドルのものなら、思い入れは他のレコードとは比にならないくらいあるのではないでしょうか?
レコードにおまけで付いていた大きなポスターも、部屋の壁に貼って毎日あなたのことを見守っていてくれていましたね。可愛らしい声で応援してくれるアイドルの肉声が録音されたレコードもありました。
今回の買取コラムでは大切にしていたアイドルのレコードの数々を上手に・賢く処分して、それでいてしっかり得するちょっとした方法を紹介してみましょう。
文:福田俊一(Ecostore Records)
あなたの青春を美しく彩ったアイドルは誰?
アイドルというと私たち日本人にとってはただの歌手であるだけではなく、テレビで出演番組を一生懸命探して観たり、レコードを集めたり、グッズを買い揃えたりするくらい、そのファンの方にとってはエンターテインメントの大きな象徴になることもあるでしょう。
ちなみに、あなたが青春時代に大好きだったアイドルは誰ですか?
・松田聖子
・小泉今日子
・山口百恵
・桜田淳子
・森昌子
・沢田研二
・西城秀樹
・野口五郎
・郷ひろみ
・フィンガー5
など
レコードを捨てたらもったいない!捨てる前に考えて
レコードはふとした時に目の前に突然現れます。10代、20代の頃に買って時間があれば聴いていたレコード、むしろ時間がなかったとしても繰り返し聴いて大事にしていたアイドルのレコードです。
実家の押入れに収められたアイドルのレコードは、紛れもなくあなた自身が大切にしていたもの。あなたの青春時代がタイムマシーンを使ったように鮮明に甦ります。
生まれて初めてレコード屋に入るキッカケになったのも、このレコードでした。店の外からいつも見る駅前の小さなレコード店のご主人は気難しい方だと勝手に思い込んでいたけれど、いざ入店して「〇〇というアイドルのレコードはどこの棚に置いてありますか?」と恐る恐る聞いてみたら、思いのほか丁寧に、親切に売り場まで連れていってくれたことを昨日のことのように覚えています。
まさにそのレコードが今、あなたの前にあります。
仮に迷わず捨てるのであれば、可燃ゴミなのか不燃ゴミなのかそれぞれに分別すれば実際にはゴミの日に捨てることができます。(ジャケットカバーは紙製なので可燃ゴミの日に、レコード盤は不燃ゴミの日に分けて出さなくてはいけません)しかし、レコードは重量もズシっとかなりあるため、ゴミ置き場まで運ぶのもひと苦労でかなり大変な負担が掛かります。
レコードは迷わず捨ててしまって、果たしていいものなのでしょうか?
捨てる前に知って欲しい。聴かないレコードはお金に変えられます
そんなあなたに知っておいてほしいことがあります。それは、令和の今の時代でもアイドルのレコードは中古レコード店の商品棚にごく普通に並んでいます。つまり、今でもアイドルのレコードは販売されていますし、店に”売る”こともできます。
「昔のレコードだから売ってもどうせ安いだろう・・・」と決めつけてしまうのは不正解です。『昔のレコードだからこそ、今では珍しくなっているものもある』はずなのです。
加えて現在では中古レコード買取専門店というものがあり、そのような店はレコードの買取に特化した業者なのでレコード売却する過程で客に掛かる手間と負担が圧倒的に少なくなってきました。それは店側が客に提供するサービスも充実しており、昔よりもとても気軽にレコードを売ることができるようになったからです。
そのような業者はインターネットでも「レコード 買取」などと検索すればたくさん出てきますし、電話やメールで簡単に買取査定の申し込みもできます。また、専門家に買取を任せられるのでレコードの知識をご自身であらかじめ身につけておく必要もありませんし、買取方法によっては人と面と向かって接する必要もなくレコードを気軽に現金に変えられるものもあります。例えレコードに詳しくなくても、レコードの買取を依頼する敷居は高くはなくなりました。
それならいっそのこと、もう聴くことがなく部屋の片隅でただ仕舞われているだけのレコードは売ってしまったほうが得だといえます。
今も人気!アイドルのレコード作品とっておき3つ!
実を言えば、アイドルのレコード作品はすべてがすべて高価で買取されているわけではありません。何故なら、当時はファンも多く絶大な人気を誇っているわけですから、人気絶頂のアイドルであれば発売したレコードは売れに売れ、多くの家庭にそのアイドルのレコードが行き渡ったことでしょう。
つまり、レコード買取という観点からいうと、当時こそ大きな需要があったために大きな供給があったものの、現在ではそのレコードの受け皿となる昔ほどの大きな需要があるわけではなく「レコードが余っている」状況が生まれます。そのため、中古レコード市場に在庫が溢れかえってしまっているものには高額になり難いものがあるのも事実です。それはもちろんアイドルのレコードに限った話ではありません。
そうは言っても、奥が深いレコードの世界のこと、昔のアイドルのレコードであっても今の若い世代の音楽愛好家・レコードファンに親しまれている人気作品というものも存在します。
ここでその中から3つほど人気盤を紹介してみましょう。
菊池桃子 / アドベンチャー (VAP、型番:30183-28)
86年発表作品。作曲・編曲家でありヒットメイカーである林哲司がプロデュース。国内外問わず人気の高い名曲「MYSTICAL COMPOSER」や、感傷的な印象の「NIGHT CRUISING」などを収録した作品。海外でも人気がある1枚で、2020年には米国のレーベルからレコードとCDで再発された。
やまがたすみこ / FLYING (BLOW UP、型番:LX-7018-A)
77年発表作品。プロデューサーに松本隆、ディレクターは鈴木茂、そして細野晴臣、佐藤博、佐藤健、伊藤銀次ら錚々たる面子が楽曲提供やアレンジで参加した人気作品。
野口五郎 / 異邦人 (POLYDOR、型番: MR 3075)
77年発表。ソノシート付き。筒美京平プロデュース。DAVID SANBORN, RANDY BRECKER, URBIE GREEN, JOE FARRELLなど米国の豪華なジャズミュージシャンが多数参加したニューヨークでの録音作品。今の若い世代にも人気があるアルバム。
レコード買取のプロ!評判の良いエコストアレコードに迷わず決めた!
エコストアレコードはレコード買取において多くの経験で培ってきた当店ならではのノウハウがあり、他店ではそう容易に真似ができるものではありません。当店は独自の販売ネットワークを確立しているほか、常時 世界中の中古レコードの販売相場をインターネットでリサーチしています。それは”買取相場”のチェックではなく、お客様からお預かりしたレコードを1円でも高く見積もるための”販売額”のリサーチなのです。
何事もすべては積み重ねでできていますから、好評をいただいている当店の買取実績は何よりもお客様から選ばれ続けていることにこそ意味があります。ここまでの豊富な実績は、沢山のレコードをただ触ってきただけで出来ることではなく、数多くのお客様から「ありがとう」という”優しいお声”を頂戴したからこそ出来ることなのです。
「レコードを売ってお金にするって、こんなカンタンにできるんだ!」
何も難しいこともないですし、お客様に大変な労力がかかることもありません。不明な点があることも当たり前なことです。当店自慢のオペレーターが親切に対応致しますのでご安心ください。まずは、エコストアレコードに電話かメールにて問い合わせてみることから始めましょう。
筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)
FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。
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