レコード買取で熱い存在、カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)はご存知でしょうか。シカゴ・ソウルの先駆者であり、社会派のメッセージを込めた名曲を数多く生み出したカーティス・メイフィールド。彼はインプレッションズとしても活躍し、ソロでも成功を収めました。ソウル、ファンク、レゲエなどさまざまなジャンルに影響を与えた彼のレコードは、今でも多くの人々に愛されています。今回は、カーティス・メイフィールドの略歴や買取可能な人気のレコードについてご紹介します。
カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)とは
カーティス・メイフィールドは、1942年6月3日にシカゴで生まれたアメリカのミュージシャンであり、作曲家、マルチプレイヤーです。祖母はゴスペルシンガーだったこともあり、幼いころから教会に通い、ゴスペルを歌いながら育ちました。10代でジェリー・バトラーと出会い、インプレッションズ(The Impressions)というボーカルグループを結成しました。彼は、グループのリードシンガーとしてだけでなく、作詞作曲やアレンジも担当しています。ソウルミュージックのパイオニアとして、シカゴ・ソウルの代表的な存在として有名です。
1960年代には、「ピープル・ゲット・レディ(People Get Ready)」、「イッツ・オールライト(It’s All Right )」、「キープ・オン・プッシング(Keep on Pushing)」などのヒット曲を生み出しています。1970年にインプレッションズを脱退し、ソロに転向しました。ソロ時代には、「ムーヴ・オン・アップ(Move On Up)」、「スーパーフライ(Superfly)」、「フリーダム(FREEDOM)」などの曲で成功を収めています。彼のソロ作品は、社会的なメッセージやアフリカ系アメリカ人の誇りを表現したものが多いことでも有名です。1990年8月13日に、ニューヨークでおこなわれたコンサート中に照明機材が倒れてきて首を圧迫される事故に遭います。下半身不随となりましたが、その後も音楽活動を続けました。1999年12月26日に、糖尿病の合併症により57歳で亡くなりました。
社会的なメッセージを込めた曲や映画のサウンドトラックを手がけることで、黒人の権利運動や反戦運動にも貢献しました。ローリング・ストーン誌の「歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第40位に選ばれています。彼に影響を受けたアーティストは数え切れないほどいますが、代表的なものとしては、ボブ・マーリー、ジミ・ヘンドリックス、スティービー・ワンダーなどが挙げられます。日本では、山下達郎や小沢健二などのシティポップのアーティストも彼の影響を受けているようです。ファンが多いことから、買取業界でも彼のレコードは人気です。
買取で人気のあるレコードは?
The Fabulous Impressions(ABCS-606)
インプレッションズが1967年に発売したアルバムです。このアルバムには、ジーン・マクダニエルズの曲「One Hundred Pounds of Clay」のカバーが収録されています。アルバムの曲は、ほとんどがカーティス・メイフィールドによって作られており、彼の独特のギターとハーモニーが特徴的です。このアルバムは、ソウルミュージックの歴史において重要な作品の一つとされています。
このアルバムの中には、代表的な曲が2つあります。「Aware Of Love」という曲は、恋に目覚めた男性の心情を歌ったもので、メイフィールドの甘い歌声とコーラスが印象的です。「You Always Hurt Me」という曲は、浮気をする女性に傷つけられた男性の悲しみを歌ったもので、メイフィールドの切ない歌声とストリングスが感動的です。
Superfly(CRS 8014 ST)
1972年に発表されたカーティス・メイフィールドの3枚目のスタジオ・アルバムです。同名のブラックスプロイテーション映画のサウンドトラックとして制作されました。ソウルやファンク音楽の名作として広く認められており、発売後すぐにヒットしたことで知られています。カーティス・メイフィールドの代表作のひとつであり、後のアーティストに多大な影響を与えました。アルバムには、彼の高いファルセット・ボーカル、ファンキーなグルーヴ、洗練されたストリングスとホーンのアレンジなどが特徴的な9曲が収録されています。シングルカットされた「Freddie’s Dead」や「Superfly」は、今でも人気の曲です。
Curtis(CRS-8005)
カーティス・メイフィールドのソロ・デビュー・アルバムで、1970年に発表されました。このアルバムは、ソウルやファンク音楽の傑作として高く評価されています。メイフィールドは、インプレッションズで活動していた時代とは一線を画す、社会問題や人種差別などを率直に歌った曲を多く収録しました。例えば、「(Don’t Worry) If There’s a Hell Below We’re All Going to Go」は、ベトナム戦争や麻薬などの問題を批判した曲です。「Move On Up」は、黒人の自立や希望を歌っており、「We the People Who Are Darker Than Blue」は、黒人の団結や誇りを歌った曲となっています。
このアルバムは、メイフィールドの音楽的な才能だけでなく、彼の社会的なメッセージも強く伝える作品となりました。
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