ザ・ビートルズ(The Beatles)の中古LPレコードは高価買取されるのか、気になりませんか?
私たち日本人にとって、ビートルズはロックだけでなく洋楽をも代表するような人気バンドです。その人気を裏付けるように、これまで数十年間に渡って世界各国でとても多くのレコードが製造・販売されてきました。日本人にとっては国内盤(日本盤)が身近な存在ですが、本国イギリスのみならず、アメリカ、ドイツ、南アフリカ、ペルー、シンガポールなど、ありとあらゆる国々のレコードがビートルズ作品にはあります。
「ウチにあるビートルズのレコードはイギリス盤じゃなく、国内盤だからあまり高く売れないのでは?」なんて侮ってはいけません。
実は奥が深い、ビートルズのレコードの世界をエコストアレコードがご案内します。
文:福田俊一(Ecostore Records)
ビートルズのことどれだけ知っていますか?
ビートルズは英国リバプール出身の4人、ジョン・レノン(John Lennon)、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)、ジョージ・ハリスン(George Harrison)、そしてリンゴ・スター(Ringo Starr)によって結成されました。1960年代から70年代に活躍し、今も昔も世界中に熱狂的なファンを抱える人気バンド。62年に「ラヴ・ミー・ドゥ(Love Me Do)」でデビューしたのを皮切りに、次の年には初アルバムとなる『プリーズ・プリーズ・ミー』を発表。シングル曲「抱きしめたい(原題:I Want To Hold Your Hand)」は64年に米国で音楽チャート1位に輝き、彼らの人気は英国国内だけに留まることなく世界へと大きく拡大してゆきました。66年6月には日本武道館での公演も成功、我が国のビートルズファンには伝説としてこれからも語り継がれてゆくことは間違いありません。そんなとてつもない人気の一方で71年3月、ビートルズは解散という道を選びます。音楽史における最も偉大なバンドの歴史に静かにピリオドが打たれたのです。
ビートルズの古いレコードの価値はプロが知ってるって、ホント?
レコードは素人目にはその違いがなかなか分かり難いものです。同じビートルズのアルバムであれば、パッと見て区別するなどもはや困難なのではないでしょうか。そうなるともっと分からないのがその価値と、それに伴う中古盤としての価格です。こればかりは中古レコード店に勤めている経験豊富な専門家でなければ鑑定は至難の業でしょう。しかも、そのような専門家でさえ調べて初めてその珍しさに気付くことすらあるほど、レコードの価値というのは複雑なのです。ビートルズのレコードには世界各国の盤があるといっても過言ではないほど、年代によるプレスの違いも含めると数え切れないくらいの種類が存在します。そのため、同一のアルバム作品であっても製造国やいつの時代のレコードかによって、中古盤としての市場価値も希少性もガラリと大きく変わります。レコードの価値が素人目に分かりづらいのはずばりこの点です。
それ故に、大変価値のある本来高額商品であるレコードがあなたのご自宅に眠っているとして、それを「部屋を整理する際、ゴミの日に捨ててしまった」となっては非常に勿体ないことだと思いませんか?
いつ・何処へ・どうやって?レコードを売る時の3つの疑問
あなたがお持ちのビートルズのレコード、その本当の価値を知るには当然専門的な知識が必要となります。それを踏まえた上で、いつ・何処へ・どうやって処分するのが正しいのでしょうか?
【疑問1:いつ売ればいい?】
まず初めに、「いつ売るべきか」ということを考えてみましょう。近年、レコード人気に再び火がついて、若い世代を中心に再ブームが起きているといわれています。その人気の高まりにより以前は評価されなかったレコード作品も、今の時代になって注目を集めて価格が高騰しているものも多数あります。レコード店店頭における販売価格が高騰しているということは、買取も今までより高価になっているということを意味しています。つまり、「いつ売ればいいか」の正しい回答は「値段が上がっている今すぐにでも売るべき」ということになります。
【疑問2:何処へ売ればいい?】
インターネットで「レコード 買取」と調べると買取する業者こそ沢山出てきますが、そこから更にどうすれば良いのかとまで教えてくれるホームページは少ないかもしれません。そして検索結果には中古レコード買取業者が何十件も表示されますから、「私はこの中からどの業者を選べばいいのか?」と余計に戸惑ってしまうと思われます。レコードの買取業者にはざっくりと分けて2つのタイプがあります。ひとつは中古商品全般を買取する質屋やリサイクルショップのような業者、もうひとつは中古レコードを買取している専門店(中古レコード店)です。しかし、これらの2つどちらに売っても良い、という訳では決してありません。それぞれの買取には特徴があります。
①質屋/リサイクルショップ
専門店ではないので、レコードに関する特別な知識はない。隠れた名作や高額なレコードであってもその貴重さが分からないため高くは買取してもらえない。
②中古レコード店/中古レコード買取専門店
専門店なのでレコードに関する詳しい知識が豊富にある。隠れた名作や高額なレコードであってもその価値を把握しており高く買取してくれる。
これらの特徴を知れば、どちらに買取を任せる方があなたご自身の得に繋がるか分かりますね。不要なレコードは、専門店である中古レコード店に売るべきなのです。
【疑問3:どうやって売ればいい?】
次に、「レコードをどうやって売ればよいか」ということを考えてみましょう。レコードの買取において「どうやって」とはその方法のことです。今はとても便利な時代になり、インターネットで買取業者を調べて簡単に見つけられるだけでなく、郵送での買取にも対応する業者も多く存在します。整理したいレコードをご自身で梱包して郵送すれば、査定を経て、査定額を業者が電話かメールで伝えます。その金額に了承すれば買取は完了、あなたの口座にお金が振り込まれるという仕組みです。その他にも、店頭での買取に対応している業者も多いですし、自宅に訪問して大量のレコードをまとめて買取している業者もあります。
このように買取方法も多岐にわたります。まずは所有するレコードの量や内容をあなたご自身が把握しておくことが大切になるでしょう。
ピカピカの近年の再発盤 vs. キズがある50年前のレコード
ビートルズの衰えることもない人気に応えるように、近年でも再発盤(リイシュー)や高音質盤、リマスター盤が作られています。そのような近年の再発盤には新品同様の綺麗なものもあり、数十年前の古いレコードと比べると状態が良いものも多いと思われます。
ここでビートルズのレコードを売ろうとお考えのあなたに質問です。
■状態が良いピカピカの最近の再発盤
■キズが多少あるけれど50年前に製造されたレコード
どちらの方が中古レコードとしての価値がより高いと思いますか?
この2つであれば、物として価値がより高いのは後者の50年前のレコードです。理由は単純で、アルバム作品自体は今後いくらでも復刻できるとしても、50年前の当時のレコードはもう今からは作ることができないからです。つまり、昔のレコードは時代とともにキズが沢山ついて聴けなくなったり廃棄されてしまったり、個体数は必ず減少してゆくもの。あまり知られていない側面でもあるのですが、レコードには今や骨董品のような揺るがない価値を持つものなのです。そうなると今も残る発売当時のレコードには大きな商品価値も生まれ、中古市場では宝物のように重宝され高額になるというわけです。もちろん、古く貴重なレコードがまだ素晴らしい保存状態で残っているなら買取でも最大級の評価が期待できるでしょう。本当にコアなレコード愛好家にとっては再発盤よりもオリジナル盤(初版)の方が魅力的に映るものなのです。
ところで帯って、何?
私たち日本人にとって、国内盤のレコードには帯が付いていることが当たり前に感じられますが、そもそも帯はどのようなものかご存知でしょうか?
・洋楽であれば、アーティストやアルバム名がカタカナ表記されている
・その作品のキャッチコピーが書かれていることがあり広告の役目も果たしている
・音楽ジャンルや当時の定価(レコードの価格)が書かれている
・帯は裂けたり破れやすいため、残っていると買取で高評価の対象になる
・レコードに帯が付くのは世界中で日本だけ
■海外からオビ(Obi)に熱視線
日本では本やレコードにもごく普通に帯が付きますね。しかし実は、帯は我が国独自の文化であり、海外のアナログ愛好家からはその目新しさから熱い注目が集まっています。もともと日本盤は保存状態も優れている上に品質も良いと世界的に評価も高いのですが、彼らにとって帯は「格好いい」ものに感じるらしく、その人気を更に高める一翼を担っています。中古レコードにおいて帯はただの飾りではなく、破損したり捨てられずに未だに残っていることが大きな付加価値を生んでいるのです。そのため、(中には元々帯がないレコードもありますが)買取では帯が付いているものは紛失しているものより高額で買取されます。それだけあなたが所有するレコードにまだ帯があることに特別な意味があるのです。
知ってますか?帯の有無/種類でレコードの価値が変わること
帯とひとことで言っても実はとても奥深い世界です。当時でこそ作品のキャッチコピーなどを載せた広告の役目を果たすだけの帯でしたが今は違います。レコードを購入したら帯は破いて捨てられてしまうことが昔から多かっただけに、ビートルズのレコードに限らず、帯をちゃんと残しているものが今となっては貴重な存在になりつつあります。そんなビートルズの国内盤の帯には複数のデザインや種類があり、またそれらによって価値や値段も変わることをご存知でしょうか?
ここで帯の種類をいくつかご紹介してみましょう。
■【高額No.1】半掛け帯
買取において、ビートルズの国内盤帯付きのレコードで最も高額になるものが半掛け帯です(はんかけおび:半欠けと書かれることもある)。あまり聞き慣れない言葉なのではないでしょうか。半掛け帯とは東芝音楽工業が作っていた特殊な形状の帯で、1964年頃(昭和39年)のごく短い期間しか製造されなかったと言われています。形としては、帯自体がまるでお札のようにひらりとジャケットの裏面上部 1か所でのり付けされているだけで、ジャケットを丸く筒のように包む通常の帯とは全く異なります。ただでさえ数も少ないうえに捨てられたり破れやすい形の帯であるために、非常に高い希少価値を持っており、熱心なファンのコレクター魂をくすぐるアイテムなのです。そのため、半掛け帯付のビートルズのレコードは買取でも高額になります。
ビートルズ / ビートルズ! (Odeon, 型番:OR-7041)
半掛け帯 / 赤盤 / LONG PLAYINGラベル / インサート付き / ペラジャケ / 定価¥1,500表記
エコストアレコードではこちらの半掛け帯及び歌詞カード付きの完品で、やや劣化が見受けられるものを30万円で買取しました。
ビートルズ / ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! (Odeon, 型番:OR-7123)
ビートルズ / No.2 (Odeon, 型番:OR-7058)
当店では他にもビートルズの珍しい帯付き盤を高価で買取しています。
■水色三角帯/水色V帯
ビートルズ / ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! (Odeon, 型番:OP-7123)
水色三角帯 / 赤盤 / 定価¥1,750表記
当店ではこちらの水色三角帯及び歌詞カード付きの完品で、帯に汚れがやや見受けられるものを15万円で買取しました。
ビートルズ / リボルバー (Odeon, 型番:OP-7600)
水色三角帯 / 赤盤
■水色半円帯
ビートルズ / ラバー・ソウル (Odeon, 型番:OP-7450)
水色半円帯 / 赤盤
■緑色半円帯
ビートルズ / ’65 (Odeon, 型番:OP-7179)
緑色半円帯 / 赤盤
■丸帯
ビートルズのレコードが少しでも高く買取されるためには?
レコードをより高価で売るための大切なコツがあります。それは、「レコードの本当の価値を分かっている信頼のおける店」を見極めて選ぶということ。新品の商品とは異なり、中古レコードには個々それぞれに違った価値があります。保存状態によって価値が変わるのは当たり前ですが、製造された国や時期によっても価値もガラリと変わるのです。後世まで語り継がれる名作には価値の高い貴重なレコードが多くありますが、買取において最も重要なカギを握るのは”歴史の中で埋もれた隠れた人気作品”をその業者が知っているか否か、ということです。
つまり、沢山あるレコードのうち名作は高く買い取るのに対して他はそうでもないのか、もしくは名作だけでなく隠れた名作にも高い査定額を提示できるか。仮に10枚、もしくは100枚を売るとしましょう。名作だけ高く買い取る業者と、名作以外にも隠れた人気作品をも高く買い取りしている業者、この2つでは査定金額の合計には非常に大きな価格差が生じます。それほど知識と経験がある業者を選ぶことが大切になるのです。
「レコードの買取なんてどうせどこも同じでしょ?」と適当に業者を選んでしまい、実際には数万円の価値があるレコードを、知識がない業者に数百円で売ってしまったらやはり悲しいことですよね。
所有するレコード1枚を売ることができるのはたった一度きりですから、慎重に選ぶべきなのです。レコードの売却では、間違った買取業者を選んでしまうと結果的に損してしまうことも起こり得るのです。そのためにも、その業者を利用した客の感想をホームページで見て参考にして、店の買取サービスが充実しているか、または店員の対応が丁寧かどうか、よく比較して検討することをお勧めします。
エコストアレコードが2年連続で業界第1位に選ばれたワケ
レコードを買取業者は数多くあれど、その中でも当店エコストアレコードを是非とも選んで頂きたい理由があります。初めてレコードを手放したというお客様からも、繰り返し当店をご利用になるお客様からも、毎日 多くの満足の声を頂戴しております。「エコストアレコードを選んで良かった」という温かいお言葉が私たちスタッフにとって何よりもの励みとなっております。
ここで当店があなたにとってベストとなる理由をご紹介してみましょう。
■2年連続!レコード買取業者において3部門でナンバーワンに輝きました
「レコード買取満足度No.1」「高価買取価格満足度No.1」「信頼と安心のレコード買取店No.1」という3つの部門で2019年、2020年の2年連続で業界トップに選ばれました。
※日本マーケティングリサーチ機構調べ。調査概要:2020年11月期ブランド名のイメージ調査
■買取歴30年、累計買取枚数1,500万枚突破
1994年の創業以来、数多くのお客様からレコードを買取してまいりました。買い取ったレコードの枚数も1,500万枚を優に突破しています。
■テレビや新聞などメディアにも多数登場しています
弊社は「NHKニュース おはよう日本」、「テレビ東京 出没!アド街ック天国」、「日本テレビ 月曜から夜更かし」など、メディアで多数取り上げられております。
■高価買取できる秘密、それは世界中への販売チャネルを確立しているから
他の業者とは違い、当店には国内外 レコードの沢山の販売先があります。つまり、どのようなレコードであっても確実に販売できるということです。国内で需要が低いレコードは海外に販売することもできるので、他社ができないような強気の査定額を提示できるのです。
■お客様が何処にお住まいでも買取が可能です
当店は郵送買取、出張買取、持込買取という3つの買取方法に対応しております。どんなレコードの量であれ、何処にお住まいであれ、お気軽にお申し付けください。
■段ボール箱を無料で提供しています
ご自宅で売りたいレコードを梱包して発送していただく郵送買取には段ボール箱が必要となりますが、当店であればお客様に余計な負担はかかりません。梱包専用の段ボール箱もガムテープも当店が用意、無料にてお客様のご自宅へ送付いたします。
ビートルズのレコードを売るなら今すぐエコストアレコードへ
ビートルズのレコードは今も非常に高い人気を集めており、買取では高額になるタイトルも多くあります。イギリス盤であれ、アメリカ盤であれ、国内盤であれ、レコードにはあなたが思っている以上の価値があります。それに加えて、あなたが一生懸命に集めたレコードには、それぞれに当時の思い出を切り取ったような大切な記憶があることでしょう。当店にはレコードと音楽が大好きなスタッフしか在籍しておりません。レコードそのものだけでなく、あなたが大事にしていたその優しい気持ちも次の持ち主に繋げる重要な役割をエコストアレコードが果たします。
あなたからのお申し込みをスタッフ一同 心よりお待ちしております。。
筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)
FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。
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