当店エコストアレコードの買取にはジャズファンク(jazz funk)作品の査定のご依頼も多くいただきます。その中には中古市場で高額で取り引きされるものもあり、高値で買取しているものもあります。
「どんなジャズファンクのレコード作品が人気があるのだろう?」。レコードのコレクションを売ってみようと考えるあなたはそんなことを思い浮かべるはず。
そんな疑問を解決すべく、高い金額で買取されるジャズファンクの人気作品を中古レコード買取専門店である当店がご紹介します。
文:福田俊一(Ecostore Records)
知ってる?ジャズファンクとは
まず、ジャズファンクについて解説します。
ジャズファンクとは、ジャズという音楽の中の一つのジャンルのこと。「○○であればジャズファンクだ」のようにその定義は明確には定まっていませんが、ひとつの系統として音楽好きにはよく認知されたジャンルです。
1950年代、1960年代とジャズは大きな盛り上がりを見せる中、時代とともに他の音楽の影響を少しずつ受けて進化してゆきました。
それまではダブルベースやピアノなど、主にアコースティック楽器が演奏に用いられていたジャズ。しかし、1960年代終わりごろになるとロックやソウル、そしてファンクといった音楽ジャンルの影響を受け、電子ピアノなどエレクトリック楽器が徐々に使われることが多くなってゆきました。
つまり、ファンクの要素を取り入れたジャズ、それこそジャズファンクなのです。
ジャズファンクのレコード作品はDJに人気が高かったり、ヒップホップでサンプリング(曲中で使用する技術)されたものが多く、純粋なジャズファンだけでなくあらゆる世代から人気があるジャンルだと言えます。
■ジャズファンク作品を発表した主な人気アーティスト
・ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)
・ロニー・スミス(Lonnie Smith)
・ジミー・マクグリフ(Jimmy McGriff)
・ドナルド・バード(Donald Byrd)
・ボビー・ハンフリー(Bobbi Humphrey)
・ジャック・マクダフ(Jack McDuff)
・ゲイリー・バーツ(Gary Bartz)
・ラムゼイ・ルイス(Ramsey Lewis)
・ヒューバート・ローズ(Hubert Laws)
レコードを売りたいあなたは必見!ジャズファンク名作
Grant Green / Carryin’ On(Blue Note, 型番:BST 84327)
1970年発表。
1961年にブルーノートへデビュー作を残したギタリスト、グラント・グリーン。そのブルージーで哀愁漂う独特なギターのサウンドは今も昔もファンが沢山います。
1960年代のデビュー当時の彼は、ブルージーさが前面に押し出されたモダンジャズを演奏することが多くありましたが、1970年代に入ると徐々にファンキーな演奏も目立つように。
本作はまさにその傾向が強い作品で、収録された楽曲もジェイムズ・ブラウン「アイ・ドント・ウォント・ノーバディ・トゥ・ギヴ・ミー・ナッシング」やリトル・アンソニー&ジ・インペリアルズの名曲「ハート・ソー・バッド」などを選曲、リズム&ブルース、ソウルミュージックの要素も色濃く出るようになりました。
ブルーノートというレーベルから発売されたアルバムだということもあり、ジャズファンク好きだけでなくあらゆるレコードコレクターが欲しがる人気作品です。
Gary Bartz / The Shadow Do(Prestige, 型番:P-10092)
1975年発表。
ゲイリー・バーツはメリーランド州ボルティモア出身のサックス奏者。1960年代にはアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズで、1970年代にはマイルス・デイヴィスのバンドでも活躍した実力派。
本作は1970年代ドナルド・バード諸作でもその手腕を振るった名プロデューサー、ラリー・マイゼルとフォンス・マイゼル兄弟が手掛けた一枚。
ジャズファンク、レアグルーヴ好きから評価が高いアルバムで、こちらのレコードも買取で高くなります。
Weldon Irvine / Sinbad(RCA Victor, 型番:APL1-1363)
1976年発表。
ウェルドン・アーヴィンは米国ヴァージニア州出身のジャズピアニスト。彼が制作した音楽にはジャズはもちろん、ジャズファンク、ファンク、リズム&ブルース、そしてゴスペルといった様々なジャンルの要素が取り入れられています。1998年にはヒップホップユニット、Black Starの楽曲でもキーボードを演奏するなど、ミュージシャンとして多彩さを遺憾なく発揮。
本作は彼がRCAへ移籍して第3作目となるアルバム。人気曲「I Love You」収録のほか、マーヴィン・ゲイの名曲「What’s Goin’ On?」やスティービー・ワンダーの「Don’t You Worry ‘Bout A Thing」をカバー。
中古レコード店の廃盤セールでは目玉商品になるほど非常に人気で、需要も高く、高価買取されるレコードです。
エコストアレコードは丁寧な査定に自信あり
東京都渋谷区に拠点を構える当店エコストアレコードは他社に負けない高価買取が自慢です。
お客様が大切しているレコードを高く買取できるのには実は理由があります。
それは、国内の店頭での販売に限定せず、ネットを活用することで欲しいと手を挙げた方へ確実に販売が可能に。それだけではありません。私どもが中古レコードを販売しているのは国内だけでもなく、外国のネットオークションや自社ECサイトを通じ、世界中のレコード愛好家へも販売しています。
他の買取業者にはない当店独自の販売網により、ひとつのレコードを少しでも高く販売できるシステムを確立。その結果、買取においても、お客様からお預かりしたレコード一枚を少しでも高く査定することが実現しているのです。
まさにそれこそエコストアレコードが多くのお客様に選ばれているワケなのです。
だからこそ、あなたにも当店を選んで欲しい。
あなたが大切にしているそのジャズファンクのレコード、そのお気持ちを扱うようにスタッフが優しく丁寧に査定いたします。
買取について知りたいことやご不明な点などございましたら、当店受付まで気兼ねなくお問い合わせください。
筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)
FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。
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