パンクロックは、中古レコード買取市場で人気がある音楽ジャンルの一つです。もっとも、そもそもパンクロックとはどのようなものなのかよく知らないという方もいるのではないでしょうか。そこで以下では、パンクロックについて見た上で、買取市場において特に高い人気を誇るレコード作品をいくつかピックアップして紹介していくことにします。
パンクロックとはどのような音楽ジャンルなのか?
パンクロックは、1960年代のニューヨークで生まれた音楽ジャンルです。当時のニューヨークでは、退廃的なカルチャーが盛り上がりを見せており、そこから誕生したヴェルヴェット・アンダーグラウンドやMC5などのロックバンドの影響からニューヨークパンクと呼ばれるアグレッシブな歌詞と激しい演奏が特徴の音楽が台頭し始めることになりました。例えば、ラモーンズやテレヴィジョン、パティ・スミスなどがその頃の代表的なミュージシャンです。その後、この流れはイギリスにも飛び火し、若者の熱烈な支持を受けて、1970年代後半のセックス・ピストルズやクラッシュ、ダムドに代表されるロンドンパンクの誕生へとつながっていきます。もっとも、そのムーブメントは長くは続かず、1980年代になるとポストパンクと呼ばれる現象が生まれ、パンクロックはより振れ幅の大きい音楽となっていくのです。
このパンクロックは時代を超えて多くのファンに支持され続けており、2000年代以降に出てきたアーティストの中にもリスペクトを抱いている者が少なくありません。そのため、パンクロックのレコードを欲しいという人は現在でも数多く存在しており、それが買取市場における人気につながっているのです。
買取市場で人気のあるパンクロックのレコード
それでは、ここからは買取市場において高い人気を誇っているパンクロックのレコードの中から代表的なものをいくつかピックアップして見ていくことにしましょう。
クラッシュ/白い暴動 The Clash(EPIC、25AP-537)
クラッシュは、ロンドンパンクのアイコン的な存在で、当時はセックス・ピストルズと人気を二分していました。そんなクラッシュの代表作である「白い暴動」は、ストレートなメッセージ性に富んだレコードに仕上がっており、これまでに多くの聴衆を虜にしてきました。パンクロックファン以外からも高い支持を集めている作品であるため、買取市場でも高い人気を有しています。
セックス・ピストルズ / 勝手にしやがれ!! Never Mind The Bollocks Here’s The Sex Pistols(日本コロムビア、YX7199AX)
セックス・ピストルズは、ジョニー・ロットンやシド・ヴィシャスといったカリスマ的なアーティストが所属したロックバンドで、ロンドンパンクの代表格でもあります。そんなセックス・ピストルズのレコードの中でもとりわけ評価が高いのが、こちらの「勝手にしやがれ!!」で、収録されている「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」や「アナーキー・イン・ザ・U.K.」はパンクロックの金字塔とも言える作品となっています。
パティ・スミス / 牝馬 Patti Smith Horses(ARISTA、IES80454)
パティ・スミスは、ニューヨークパンクの第一人者の一人として活躍した女性のシンガーソングライターです。そんな彼女が1977年にリリースしたのがこちらの「ホーセス」で、その哲学的な歌詞は多くのミュージシャンからの支持を集めました。パティのパワフルな歌声に惹かれる人も多く、今なお買取市場において高い人気を誇っています。
ラモーンズ/ラモーンズの激情 Ramones(PHILIPS、RJ7175)
「ラモーンズの激情」は、反体制的なスタンスで知られるラモーンズの記念すべきデビューアルバムです。これこそがパンクロックとも言える、アグレッシブな演奏は一度聴いたら耳を離れない独特の世界観となっています。世界中にコアなファンがいるビッグネームだけに、中古でも欲しいという人は少なくありません。
パンクロックのレコード買取は専門店にお任せください
パンクロックのレコードは、その価値を正しく把握しているところに買い取ってもらうことが重要です。この点、エコストアレコードでは、長年にわたってレコードを見てきた熟練のスタッフが数多くいるので、お客様の大切なレコードをその人気や状態を踏まえて正確に査定します。店頭買取に加えて、宅配買取や出張買取も行っていますので、手元に売りたいレコードがある場合には、ぜひ気軽に買取をお申し込みください。
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