<レコードとは>とインターネット検索すると、「音楽や声の振動が盤面に刻んで記録され、それを再生して奏でる樹脂でできた円盤のメディア」だとネット辞典には載っています。レコードにはいくつか種類があるのですが、一般的なものとしては大まかにわけて2つ、LPと7インチです。LPはいわゆるアルバムのことで大きさは約30cm、収録時間は片面およそ19分、Side 1とSide 2の両面合わせると40分ほどになります。一方、7インチの大きさは約17cm、収録時間は片面5分ほど。この収録時間について興味深い話があります。1980年代以降はレコードに代わってCDが主流になりましたが、フォーマットの進化によって収録時間はグッと伸び、CDアルバムの多くは1時間20分ほどとなりました。でもレコードを聴きなれた人間からすれば、この1時間20分という時間はどうしても長く感じてしまう人も多いよう。
そこで、40分というこの時間こそ、音楽を楽しむ最良のバランスなのではと筆者は仮説を立てました。レコードは片面の再生が終わればクルッと盤をひっくり返し、もう片面の先頭に針を乗せて音楽を再生する。本当は面倒くさいはずのこの手間ひまは、<ボタンを押せば再生してくれるサブスク>とは違って区切りがつくことで楽しさを一層引き立ててくれる。音楽好きが疲れない時間なのではないか。
ふと、私は考えたのです。「既存のレコードを聴くだけではなく、自分が愛する曲で1枚のレコードをもし作ることができたら」と。長い人生のなかで何度も繰り返し針を落として再生して、Side 1が終わったらひっくり返してSide 2を再生して。記事の原稿を広げて目をつむってしばし空想にふける筆者。レコードとジャズが好きすぎて中古レコード店に入社してしまった私の場合、究極の40分はこんなラインナップになりました。
文:福田俊一(Ecostore Records)
Side 1:
アイ・シュッド・ケア/ジュリー・ロンドン(3分17秒)
ジャケットのジュリー・ロンドンのポートレート写真、溢れんばかりの風格とオーラですね。もう70年も前のレコードですがまるで写真に命が宿っているよう。神々しく、美しい。
彼女は1926年米国カリフォルニア州サンタローザ生まれの女優・歌手。1944年、18歳のときに銀幕デビューを果たすと映画出演を重ねてゆきました。その後、のちに夫となる俳優でありジャズシンガーでもあったボビー・トゥループと出会うと歌手へと転向。1955年にトゥループのプロデュースのもと発表した1stアルバムが『彼女の名はジュリー(英題:Julie Is Her Name)』でした。本作から「クライ・ミー・ア・リバー」がシングルカットされヒットを記録、歌手ジュリー・ロンドンの代表曲となるまでに。タイトル通り、まさに名刺代わりの1枚となりました。
本作の何が魅力なのか。それは、彼女の唄声をうまく際立たせるシンプルな編成にあります。ハスキーで落ち着きのあるボーカルを聞かせるロンドンのほかは、ギタリストのバーニー・ケッセルとベース奏者レイ・レザーウッドの2人のみ。<歌+ギター+ベース>という最小限の編成で演奏されていて、例えるなら「素材の良さが引き立っている料理」といった感じ。この楽曲「アイ・シュッド・ケア」は多くのミュージシャン/歌手が取り上げるスタンダードで、数々の名演が歴史のなかで産み落とされてきました。愛した人との別れを嘆くその悲しげな歌詞もあいまって甘酸っぱい印象。ロンドンの幽玄な声が時空を超えて美しく響き渡る、孫の代まで伝えていきたい最高の曲です。
ここでレコードにまつわるエピソードをひとつ。本作の米国盤レコードは、解説(ライナーノーツ)を書いたラジオ局のパーソナリティ、ビル・バランス氏の顔写真がジャケット裏面にあるものがオリジナル(初版)だといわれています。セカンドプレス以降 ジャケ裏からビルおじさんは消えました。
いつか王子様が / デイヴ・ブルーベック(8分13秒)
どんな世代であれ胸をときめかせてくれる物語といったらディズニーですよね。そんなディズニー作品の楽曲を取り上げた音楽は世の中にいくつもあるのですが、その先駆けとして知られるのがジャズピアニスト、デイヴ・ブルーベックによるこの1枚。彼が本作で取り上げたのは全曲ディズニーからの選曲で、「不思議の国のアリス」のほか『ピノキオ』の主題歌「星に願いを」など、どれも映画のワンシーンを思い出させる曲を収録。ディズニーソングのカバー集でありながら、ジャズらしくしっかりとスウィングするところはさすが。
私がこのアルバムからピックアップするのは『白雪姫』の挿入歌「いつか王子様が」。ブルーベックの優しいタッチのピアノと豊かな表現力が輝くのはもちろん、盟友ポール・デスモンドが奏でる歌心あふれる素晴らしいアルトサックスのソロが聴きどころ。誰が何といおうと主役はブルーベックなのですが、注目してほしいのが長きに渡って彼のバンドで活躍し、名曲「テイク・ファイヴ」の作曲者としても有名なデスモンドの存在感。彼の演奏はいつも穏やか、でもことばでは言い表せないマグマのような情熱が内から沸きでていて。ディズニー映画さながらのわくわくを感じさせてくれるチャーミングなプレイです。57年リリースというから、今から70年近くも前にこんなステキなジャズが録音されていたと思うと何だか嬉しくなりますね。
ザ・シングス・ウィ・ディド・ラスト・サマー/ナンシー・ウィルソン&ジョージ・シアリング(2分45秒)
50年代終わりに《キャピトル》からデビューした歌手、ナンシー・ウィルソンが英国人ピアニストにしてジャズレジェンドでもあるジョージ・シアリングと共演した作品。ウィルソンが唄うボーカル曲とシアリング五重奏によるインストゥルメンタル曲を交互に収録。これは同年にリリースされた彼女とキャノンボール・アダレイ(as)とのコラボ作品でも取られた手法。LP1枚で違ったふたつの味が楽しめる好内容アルバムです。ボーカル曲とインスト曲、どちらもスウィング感あふれる軽快なサウンド、そして3分弱という尺がとても胸に心地いい。ウィルソンの唄の上手さもさることながら、クインテットによる演奏も彼女の良さをうまく引き立てていて全編通して聴きごたえも◎。
本作から選んだのは「ザ・シングス・ウィ・ディド・ラスト・サマー」という曲。この曲はサミー・カーンとジュール・スタインという2人が1946年に作詞作曲したポップスナンバー。のちにジャズ界ではスタンダードとなり多くのシンガーが唄っています。
月明かりのもと湖に浮かんだね
お気に入りの歌を一緒に口ずさんで踊ったり
わたしは寒い冬のあいだずっと覚えているんだろうな、
去年の夏、あなたと過ごした思い出を
(中略)
まるで恋の約束が色褪せたように
彩りをなくした木々の葉っぱ
信じて疑わなかったこの恋のゆくえは
どうして終わりを告げたのだろう
わたしは寒い冬のあいだずっと考えるのだろう、
去年の夏、あなたと過ごした思い出を」
(日本語文は筆者訳)
ウィルソンのボーカルは心地よいテンポで小気味よくスウィング。その爽やかな雰囲気からはわかりづらいのですが、実はこんな切ない歌詞の失恋ソングだったなんて。忘れることなんてできない愛するひとと過ごした大切な時間。もう戻ってはこないけど、果たして本当にこれでよかったのか。答えのない自問自答、揺れる乙女心といったところでしょうか。悲しいはずの歌詞なのに胸がグッとときめくのは私だけじゃないはず。歌も演奏もたまりません。
ダーン・ザット・ドリーム/ビル・エヴァンス&ジム・ホール(5分10秒)
”美”とはこの作品のためにあるといっても過言ではありません。その繊細な演奏から詩人にも例えられるピアニスト=ビル・エヴァンスがギタリストであるジム・ホールと共演した傑作が『アンダーカレント』です。米国人写真家トニ・フリッセルが1947年に撮影した『Weeki Wachee spring, Florida』という写真を使用したアートワークは思わず息を呑む美しさ。そのジャケット写真の世界観にも見事にマッチした本作の登場人物はベース奏者もドラマーもいない、2人の天才ミュージシャンだけ。
「ダーン・ザット・ドリーム」は1939年のブロードウェイ・ミュージカル『Swingin’ the Dream』のために書かれた曲で、終わった恋を嘆く歌詞のはかない曲。エヴァンスとホールがひとつひとつ丁寧に音をつむぎ出すその様子は、真っ白なキャンバスに淡い水彩絵の具を滲ませることなく重ねてゆくみたい。彼らがシルクの糸を優しく編んでいくかのように、ロマンティックかつ雅やかな音を奏でてゆく。誰も立ち入ることができない2人だけの世界、静寂の中で波紋がフワッと広がる。ミュージシャンが美しさを追求すると最終的にこんな領域にたどり着いてしまうのだろうと私は考えます。
Side 2:
アップ・ア・ステップ / ハンク・モブレー(8分32秒)
「テナー・サックス界のミドル級チャンピオン」。かつて、著名なジャズ評論家レナード・フェザーはとある男をこう評しました。そのミュージシャンとはハンク・モブレーのこと。丸みを帯びた柔らかいブロウながらもスピーカーを揺らす”熱”は凄まじく、男気全開のハードバップ演奏を聴かせるジャズ界トップクラスのプレーヤーです。そんな彼のアルバム『ノー・ルーム・フォー・スクエアーズ』から「アップ・ア・ステップ」という曲をチョイス。ドナルド・バード(tp)とモブレーによるフロントセクション、ハービー・ハンコック(p)らリズムセクションとの迫力満点のハードバップセッションを披露。フィリー・ジョー・ジョーンズの軽やかなドラミング、ハンコックの知性を感じる伴奏、唄うようにソロを繰り広げるモブレー。パワフルで男っぽい演奏をするというよりは「柔よく剛を制す」ようなプレイが印象的。サックス界のカリスマ、ジョン・コルトレーンの力強いブロウはその特徴から一聴して彼だとわかりますが、それとは対照的ですがモブレーの個性も特徴的ですぐに彼だとわかります。聴くものを虜にするサウンド、それこそモブレーの最大の魅力でしょう。
85年に開催・録音され、《ブルーノート》を支えた往年の名プレーヤーが再集結したコンサート「ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート」。アート・ブレイキー(ds)やジミー・スミス(org)、ハービー・ハンコック(p)やボビー・ハッチャーソン(vib)らが一堂に会し、ステージで名曲を再演。伝説の再現にファンは熱狂しました。55年に自身初となるアルバム『カルテット』を同レーベルから発表し、以降70年まで数々の作品を残したモブレーは間違いなくBNの顔といえる1人。しかし、体調を悪くした彼は残念ながら同コンサートで演奏することはありませんでした。
実は、モブレーの肉声が記録されたレコードが(おそらく)2つあります。ひとつは、アート・ブレイキー率いる初代ジャズ・メッセンジャーズによる55年ライブ録音作『カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ Vol.1』。そのSide 2の1曲目「マイナーズ・ホリデイ」が終わったあとの曲紹介がそれ。聴衆の前でマイクを握るブレイキーに挨拶しろと振られた彼は、やや高めのその声で「次に演奏するのはとても美しいバラードで僕のお気に入り。皆さんも気に入ってくれると嬉しいです。<アローン・トゥゲザー>という曲です」という10秒程度の短いスピーチが録音されています。
そしてもうひとつが先述の『ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート』の日本盤レコードの特典7インチ。この7インチは日本盤LP4枚組ボックスのみに2,000部限定で付属されたもので、同コンサートでの重要人物によるスピーチが収められました。大勢の観客の前に登壇したのは6人、当時すでに退任していたBNの創設者であり社長 アルフレッド・ライオンとその妻ルース。レコーディング・エンジニアであるルディ・ヴァン・ゲルダー、デザイナーだったリード・マイルス。BN研究家として著名なプロデューサーであるマイケル・カスクーナ、そしてハンク・モブレーという面々。紹介されてマイクを握ったモブレーは、かつてのレーベル仲間たちと久しぶりの再会を果たしたことについて「ルー・ドナルドソンに『ブルーノートでは君が最年長なんだね』なんて話をしたよ。てっきり僕が最年長かと思っていたけど実はルーだったんだ」と語って観客の笑いを誘いました。
モブレーは長年の喫煙がたたって肺を患い、70年代半ばから音楽活動は引退状態に。数々の名演を残した彼ですが、「ワン・ナイト~」でファンの前に姿を見せた翌年、偉大なる”チャンピオン”は肺炎により55歳という若さで帰らぬ人となりました。
ゼイ・セイ・イッツ・ワンダフル / ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン(5分21秒)
サックス奏者ジョン・コルトレーンとトロけるような渋い低音で歌うジョニー・ハートマンによる共演作。これは単なるイチ巨人とボーカリストによるコラボアルバムではなく、<黄金のカルテット>と評される豪華なメンツをバックに従えての吹き込み。本作から私が選んだのは「ゼイ・セイ・イッツ・ワンダフル」という1曲で、作詞・作曲家アーヴィング・バーリンが1946年公開ミュージカル『アニーよ銃をとれ』のために書いたバラード。
ロマンスは最高だよって
そんなことを本で読んだ記憶はないし、
誰に教えられたかは思い出せないが
人を愛することは素敵だと
月が浮かんだ夜空なら最高だ
恋すると何もかもがすばらしいとみんな言うのさ」
(日本語文は筆者訳)
なんてロマンチックな歌詞なんでしょう。聴いていると自然とため息がもれそうになります。コルトレーンを代表する名作には62年発表の『バラード』がありますが、これはその延長線上に位置するようなボーカル作品。主役であるコルトレーンとハートマンのほか、マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)という鉄壁のリズムセクションが支えています。この面々でなければ成しえなかった甘美な世界がここに広がっていて、レコードで聴くと頭のてっぺんから足先まで、全身優しい音でフワッと包まれる感覚が快感。あたかも録音スタジオにいるかような臨場感あふれる体験をさせてくれる曲はやっぱりレコードで聴きたいものです。
フー・キャン・アイ・ターン・トゥ? / シャーリー・スコット(2分36秒)
<オルガンの女王>という異名をもつ女性オルガン奏者、シャーリー・スコットによる《インパルス》からの1枚。タイトルにラテンとある通り、アルバムに南米の色香が漂うのはアレンジャー、ゲイリー・マクファーランドがオーケストラを従えて魔法のスパイスで味付けしたから。実はこの<ラテン×ジャズオルガン>がたまらないほど心地良いんです。彼女が演奏するオルガンの音色はゴスペル色が強いのですが、そのアーシーな(泥臭い)サウンドがラテンのリズムとうまく絡みあって絶品。まさに至福の時間です。
本作から究極の1枚のために私が選んだ曲は、人気ミュージカル『ドーランの叫び、観客の匂い』の挿入歌「フー・キャン・アイ・ターン・トゥ?」。フルートやストリングスが漂わせるオーケストラルなムードのなか、気持ちよく響くアコースティックギターが奏でるボサノヴァのリズム。スコットは曲の冒頭でテーマを演奏し終わると1分ほどの短いソロに入ります。悲しい歌詞を持つ曲だけあり、メロディは切なさを感じさせつつも、その演奏はどこか明るくもあり。抑揚がある打鍵は踊っているような、彼女が繰り出すフレーズも唄っているかのように詩的で。
スコットがオルガンに乗せた旋律は美しく、曲が終わってレコードの針がスーッと内側によってくるたび「もう一度聴きたい」という衝動に駆られます。録音は1965年7月22日、ニューヨークは暑い日だったのでしょうか。たった1分のソロですが、彼女が展開する物語は壮大で、聴いているだけで色々なイマジネーションを掻き立てられます。
身も心も/バリー・ハリス(4分02秒)
2021年、92回目の誕生日を1週間後に迎えるはずだったが残念ながら星となったバリー・ハリス。彼は20代半ばから地元デトロイトのクラブで活動、50年代終わりから《リバーサイド》《プレスティッジ》を中心に30枚ほどのリーダー作を発表したほか、100タイトル近い作品への客演も果たしたピアニストです。80年代〜亡くなるまで精力的にワークショップを開いて後進育成にも情熱を捧げました。
その彼が61年に3大ジャズレーベルのうちのひとつ《リバーサイド》から発表したのが本作。タイトルからもわかるように、華麗で熱のこもったピアノソロ・全10曲を披露しています。そのうちの1曲、スタンダード「身も心も(Body And Soul)」がドラマチック。はかない失恋のその歌詞を再現するように、物語を伝えてゆくハリスの打鍵は涙を誘います。
忙しい毎日のなかで自分を見失いかけたとき、この演奏にこころ洗われて浄化される。聴いていると「あぁ、ジャズを好きでいてよかった」なんて思えるプレイ。いうことなし。もう最高です。
手間を愛し、時間を尊ぶ
LPレコードが収録可能な時間=40分。私たちの日常生活のなかではあっという間に過ぎ去ってしまう、あまり馴染みのない区切りの分数です。ただ、レコードを好きで聴くようになると、音楽を楽しむにはこの40分という時間がちょうど良い塩梅に感じるようになります。ジャケット裏面の解説を読みながら聴くのもよし、読書をしながら聴くのもよし。例えば私は、新しくレコードを手に入れて聴くときには、それぞれ曲の感想をかんたんにメモ書きしながら聴く習慣がありました。そうすることで音楽が耳に届いて、この胸に響いたその瞬間に感じた印象や感情をのちのち読み返せると思ったから。レコードもたくさん聴きましたから、メモを書いたルーズリーフも山のように増えてゆきました。
今回はそんな40分間に想いを馳せて、どんなアーティストのどんな曲を収めようかと、レコードを聴きながらペンを走らせてみました。選んだ8曲を振り返ってみると、当たり前ですが笑ってしまうほど私好みの1枚になりました。ただ、ここでひとつ言えることが。それは、この楽曲を本当に1枚のアナログレコードに作り上げて、自分だけのベストアルバムを物として持ったらどうなるか。きっと私は何度も聴くことはないでしょう。世の中には星の数ほどのレコードがあって、それをお店で宝探しのように見つけて、世界各国の色んな料理を味わうように聴くことこそが楽しいのです。せっかく8曲聴くなら多少面倒でも8枚それぞれのアルバムを棚から出して、1枚ずつ楽しむのが何といってもレコードの醍醐味なのですから。自分の部屋の本棚からお気に入りの1冊を取り出して読むのが面白いように。
だからこの特別な1枚は、音楽への尊敬の念を込めて私の頭のなかだけでリリースすることにします。40分という素晴らしき時間にロマンを追い求めて。
筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)
FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。
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