2022年7月に結成60周年を迎えたローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)。デビューシングル「カム・オン」以来、現在まで500曲以上にも及ぶ作品を発表してきたロックのカリスマ的バンドで、日本でもグループサウンズを始めとする音楽シーンに大きな影響を与えました。オリジナル盤やライブ盤を含めた総レコード数はなんと100枚以上もあり、中古市場で人気の作品も数多くあります。ここではローリング・ストーンズの魅力や人気アルバムをご紹介します。
ローリング・ストーンズってどんなバンド?
ローリング・ストーンズは1963年に結成されたイギリスのロックバンドです。デビュー当時のメンバーはボーカルのミック・ジャガー、ギターのキース・リチャーズとブライアン・ジョーンズ、ベースのビル・ワイマン、ドラムスのチャーリー・ワッツの5名で、その後メンバー数名の入れ替えやチャーリー・ワッツの死亡などもあり、現在はミック・ジャガーとキース・リチャーズにギターのロン・ウッドを加えた3名で活動しています。
バンド結成は、もともと幼なじみだったミック・ジャガーとキース・リチャーズが駅のホームで偶然再会したことがきっかけでした。そのときにミックが持っていた黒人ミュージシャンのアルバムにキースも興味があったことで二人の会話が弾み、お互いの家を行き来する関係が復活します。その後ブライアン・ジョーンズと知り合いになり1962年にロンドンで初ライブ、同じ年にビル・ワイマンとチャーリー・ワッツが加わりローリング・ストーンズが誕生しました。
1962年10月に同じイギリスでデビューしたビートルズを追いかけるように、翌年6月に「カム・オン」でデビューしたローリング・ストーンズは、「お坊ちゃん」的イメージのビートルズに対し「不良」的なイメージのバンドとして活動を始めます。すると1964年にリリースしたファーストアルバム「The Rolling Stones」が全英アルバムチャートで12週連続1位となる大ヒットとなり、翌年リリースしたセカンドアルバム「The Rolling Stones No.2」も全英1位を記録するなど、当時「ビートルズ派かストーンズ派か」と言われるほどの人気バンドとなりました。そしてデビュー当初はブルースや黒人音楽のカバー曲ばかりを演奏していましたが、徐々に「ジャガー/リチャーズ」のクレジットによるオリジナル曲を制作するようになり、同年発表した「サティスファクション」は英米両国でヒットチャートの1位を獲得、「ローリング・ストーンズ」の名前は一躍世界中で知られるようになります。1966年に「サティスファクション」を収録したサードアルバム「Aftermath」は全曲「ジャガー/リチャーズ」のクレジットによるもので、アメリカで2位、イギリスでも2週連続1位を獲得し、その人気を不動のものとしました。
その後も「黒くぬれ!(Paint it, Black)」や「ジャンピン・ジャック・フラッシュ(Jumpin’ Jack Flash)」、「夜をぶっとばせ(Let’s Spend the Night Together)」などを立て続けにヒットさせるなど、ローリング・ストーンズはスター街道を突き進みました。1967年のミック、キース、ブライアンの麻薬使用による摘発や、1969年のブライアンのバンド脱退など紆余曲折はあったものの、全盛期を迎えていたローリング・ストーンズは1970年に自らのレーベルを設立、今までのハードなロックに加えてレゲエやディスコなどの要素も取り入れながら成長を続けます。1989年にロックの殿堂入りを果たすと2000年代以降も精力的にアルバムを発表、メンバーの平均年齢が70歳以上となった現在でもワールドツアーを行うなど、「古希」を迎えているとは思えないパフォーマンスで多くの音楽ファンを魅了し続けています。
中古レコード市場で人気の高いローリング・ストーンズのアルバム3選
The Rolling Stones(Decca LK4605)
1964年にリリースされたローリング・ストーンズのファーストアルバムです。ローリング・ストーンズのアルバムは1960年代のイギリス版が人気で、特にこのアルバムは日本でも人気の「テル・ミー(Tell Me)」が公式音源とは異なるバージョンで収録されているため人気が高くなっています。
Exile Of Main St.(UK ROLLING STONES RECORDS COC 69100)
1972年リリースのアルバムで、邦題は「メインストリートのならず者」です。全米・全英でセールス1位となったアルバムで、初の2枚組となっています。ローリング・ストーンズの全盛期を代表する作品で、ブルースやカントリーなどのさまざまな音楽をストーンズ風に昇華させた全18曲は「ストーンズの最高傑作」とも言われています。
GOAT’S HEAD SOUP(UK ROLLING STONES RECORDS COC 59101)
1973年リリースのアルバムで、邦題は「山羊の頭のスープ」です。このアルバムも全米・全英でセールス1位を記録しており、あまり評判の良くなかったレゲエの影響を感じさせずにエフェクトを多用した作品となっています。大ヒットとなったバラード曲「悲しみのアンジー(Angie)」を含む全10曲となっています。
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