ブルーハーツは、1985年から1995年の10年間を駆け抜けた伝説のロックバンドです。「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」など、多くのヒット曲を残しました。楽曲は現在でもドラマやCMなどで折に触れて使われているため、ブルーハーツを知らない世代でも耳にしたことがあるはずです。高価買取されているブルーハーツのレコードの特徴とタイトルをご紹介します。
ブルーハーツとは?
THE BLUE HEARTSは、ブルーハーツの呼称で親しまれている日本のパンク・ロックバンドです。1985年に結成され、1995年に解散しました。メンバーはボーカルの甲本ヒロト、ギターの真島昌利、ベースの河口純之助、ドラムの梶原徹也です。作詞と作曲は甲本ヒロトと真島昌利が行っています。結成当時のベースとドラムは両者とも1年足らずで脱退しており、メジャーデビューの際には現在のメンバーが加入していました。河口純之助はブルーハーツのマネージャー、梶原徹也はブルーハーツのファンだったという異色の2人です。
ブルーハーツは1987年2月に自主制作したシングル「人にやさしく」をきっかけとして、5月にシングル「リンダリンダ」でメジャーデビューを果たします。同じく5月にはファーストアルバム「THE BLUE HEARTS」を発表し、若者を中心に口コミなどで全国に知られるようになりました。半年後の1987年11月には、早くも2枚目のアルバム「YOUNG AND PRETTY」がリリースされ好評を得ます。1年後の1988年11月には3枚目のアルバム「TRAIN‐TRAIN」がリリースされ、50万枚を超えるヒットとなりオリコンでは週間3位を獲得しました。アルバムと同時発売されたシングル「TRAIN‐TRAI」が、1989年1月からのドラマ「はいすくーる落書」の主題歌に起用されたことがヒットの一因です。この曲は、高校野球の応援歌としてもおなじみです。
1990年9月発売の4枚目のアルバム「BUST WEST HIP」からはレコード会社をイーストウエスト・ジャパンに移しました。ブルーハーツの音楽は、ブルースやソウルミュージックなどの色が濃くなり硬質なロックとなります。歌詞も、メッセージ性の薄い抽象的なものへと変化しました。このアルバムで、ブルーハーツは初のオリコン1位を獲得しています。翌年の12月にリリースされた5枚目のアルバム「HIGH KICKS」は肩の力を抜いてポップなものにし、ロックを聞いたことのない人にも聞いてもらいたいというメンバーの思いから作られました。インディーズ時代の、自主制作シングルに入り切らなかった「TOO MUCH PAIN」も収録されています。
甲本ヒロトによると、1993年2月の6枚目のアルバム「STIC KOUT」と7月の7枚目のアルバム「DUG OUT」は2つで1つのアルバムだといいます。このころ甲本ヒロトはバンドに窮屈さを感じており、プロデューサーの今井裕は「ブルーハーツをまだ終わらせたくない」という強い思いを持っていました。「STIC KOUT」の時点で、すでに2枚分のアルバムの曲が揃っていましたがリスナーの負担を考えて2枚組にはしませんでした。
1995年6月に、ブルーハーツはラジオで解散を発表します。解散の理由は、メンバーの宗教への著しい傾倒だといわれています。7月リリースの「PAN」は、ブルーハーツの最後のアルバムです。甲本ヒロトは、「レコード会社との契約が残っていたため仕方なく作った」と語っています。そのためラストアルバムはブルーハーツ名義にもかかわらず、内容は4人のメンバーそれぞれのソロ曲を集めたものです。
高価買取されるブルーハーツのレコードの特徴について
ブルーハーツのレコードで高価買取されているのは、ダンボールジャケットのデビューアルバムです。セルフプロデュースされたこのアルバムは、2007年と2010年にも期間限定で再発売されました。その後も2017年にLPレコードとして復刻版が発売されていますが、やはりデビュー当時のものは希少価値があり高価買取されています。
また、もともとCDで発売された4枚目以降のアルバムは、2017年に初めてLPレコードとして再発売されていました。初回限定の発売だったため、こちらも人気となっています。同年に発売されたEPレコードの17枚組のボックスには初めてEP化された音源が含まれ、メジャーデビュー前のライブで限定で配られたソノシートもついています。コアなファンなら欲しがる1枚です。
LPレコードは直径約30センチで、片面に30分ほど録音できるレコード盤です。アルバムレコードは、ほとんどがLP盤でした。EPレコードは直径約17センチで、片面に5分ほど録音できるレコード盤です。シングルレコードは、ほとんどがEP盤でした。ソノシートは塩化ビニール製の薄くて安価なレコード盤で、雑誌の付録などとして普及しましたが2005年に生産を終了しています。
ブルーハーツのタイトル紹介
「THE BLUE HEARTS」型番 MEL-20 / ダンボールジャケット
「THE BLUE HEARTS」は、ブルーハーツのデビューアルバムです。メジャーデビュー前のライブで演奏されていた「未来は僕等の手の中」「終わらない歌」などが収録されています。収録曲の半分以上がベストアルバムに収められ、復刻版も発売されているにもかかわらず根強い人気を誇っています。フォト帯やロゴ型紙応募用紙などがあれば、さらなる高価買取が期待できます。
「BUST WASTE HIP」型番 WPJL-10043 / 2枚組初回生産限定
「BUST WASTE HIP」は1990年に発売されたブルーハーツの4枚目のアルバムですが、もともとはCDで発売されています。2017年に、4枚目以降の5枚のアルバムがLPレコードとして初めて復刻され話題となりました。代表曲の1つ「情熱の薔薇」も収録されています。
「シングル・レコード ボックス・セット」EPレコード / 型番 MEJR11001 / EP16枚、ソノシート1枚
「シングル・レコード ボックス・セット」にはワーナーミュージック時代の音源22曲が収録され、初めてEP化されたものも12枚あります。ブルーハーツの結成の年である1985年のクリスマスコンサートで、約200枚が配られたソノシート「1985」も復刻されています。特典は、写真集とオリジナルアダプターです。写真集はデビュー2年後の全米ツアーのときのもので、未公開写真が満載です。まさにコレクターズアイテムといえるでしょう。
ブルーハーツのレコードはエコストアレコードへ
力強い歌声で人を魅了するブルーハーツの楽曲は、解散したあともCMやテレビのバラエティー番組などでたびたび耳にします。昔聞いていたブルーハーツのレコードが、家に眠っていませんか。聞かなくなったレコードは、ぜひエコストアレコードにお持ちください。30年の経験と実績で、お客様のレコードを高価買取いたします。
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