ロックのLP盤などのレコードが高価で買取されるかどうか、気になったことはありませんか?
私たち日本人にとってロックは洋楽の代表格ともいえるのではないでしょうか。それほどロックは日本で安定した変わらぬ人気があるのだと思います。
1950年代にアメリカでエルヴィス・プレスリーがデビューを飾り、60年代初頭にイギリスでビートルズが産声をあげました。
70年代になるとクイーンが新しい時代の幕を開け、エアロスミスの活躍を経て90年代にはコールドプレイも登場。数え切れないほどのバンドが私たちの心に響く素晴らしい音楽を生み出してきました。
つまりそれは、世の中に生まれた名曲の数だけレコードも生産されファンの手元に渡ってきたことを意味します。
はたして、そんなロックのレコードは売るなら一体いくらになるのでしょうか?
レコードを売ってみようかまさにいま検討している方に向けて、ロックのレコードは本当に高い金額で買取されているのかどうか解説してみましょう。
文:福田俊一(Ecostore Records)
お気に入りのロックのアーティストは?
当店ではお客様からロックのレコード買取のご依頼を多くいただきます。
ロックというと洋楽においてもとても人気が高い音楽ジャンル。
初めて買った洋楽のレコードがロックだったという方も多いのではないでしょうか?
■代表的なロックバンド
・ビートルズ(The Beatles)
・キッス(Kiss)
・ディープパープル(Deep Purple)
・キング・クリムゾン(King Crimson)
・レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)
・ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)
・ピンク・フロイド(Pink Floyd)
・アイアン・メイデン(Iron Maiden)
・ヴァン・ヘイレン(Van Halen)
・U2
など
ロックのレコードの価格が上昇中
近年 インターネットが一般家庭にすっかり定着したことで、今となっては誰でもレコードを売り買いできる便利な時代になりました。
ネットなどない昔であれば今のように簡単にレコードを通信販売で購入したりできませんでしたし、いざ売るとなっても街のレコード店を探して実際に足を運んで売るしか方法はありませんでした。
ネットではレコード作品の年代や詳しい情報も楽に調べられますし、国内だけでなく海外からも購入できます。
インターネットのおかげで可能性が大きく広がったのです。
ビートルズやピンクフロイドといった海外アーティストの帯付きの日本国内盤はというと、ひと昔前まで高いといえる金額になるものはある程度限られていました。理由としては、当時ヒットして売れに売れたため、中古レコード業界においては在庫が多くあったためです。私たちの身近に数多くあり、珍しいものではなかったと言えます。
しかし、ネットのおかげで市場での売買も活性化し、レコードも多くの人の目に触れるようになり価格相場も上がりました。
その一例として、海外のアナログ盤愛好家がウェブ通販やネットオークションを通して入手しづらかった日本製のレコードを購入するようになり、中古盤としての価値も以前と比べると高くなった傾向にあります。
私たち日本人にはとても意外なのですが、外国のコレクターには帯がとても魅力的に感じられるようで彼らにとって国内盤はまさに垂涎の的なのです。
帯も現在ではそのままObi(オビ)と日本語で認知され、世界中のコレクターが日常的に使うレコード専門用語のひとつになっているほどです。
日本語は読めないけれど格好良い帯が付くうえに、保存状態も音質も素晴らしいと評価も非常に高い国内盤。
一度 国内盤の魅力を知った海外のコレクターは「日本のレコードはファンタスティックだ」と虜になるほどです。国内盤を集めることが彼らにとっては何にも代えがたい喜びになっているようです。
もちろん、国内盤だけでなく海外のオリジナル盤もネットを介して高騰し続けています。
ネットの便利さがレコードに新たな展開をもたらしたといえるでしょう。
昔も今も、ビートルズ人気は衰え知らず
ロックにおいて代表的なアーティストといえばやはりビートルズです。
国内盤だけでも再発が繰り返され沢山の種類があります。
当時ビートルズの作品を国内で流通させた東芝のレコードにも、一般的な黒い盤面のレコードがあるだけでなく初期のものである赤盤というものがあるほど。
その他にも世界中には高音質盤や重量盤、海外のありとあらゆる国々でプレスされたビートルズ作品があります。
ロックミュージシャンが数え切れないほどいるにも関わらず、ビートルズだけでもレコードにこれほどまでの種類があるのは、彼らの音楽がそれだけ人気である証なのではないでしょうか。
しかもビートルズ人気は今でも衰えることを知りません。
時代が変わっても今も彼らの音楽は絶大な人気を誇っており多くのファンの心を掴んで離しません。
あなたも持ってるかも?当店の買取実例を一部公開
■ザ・ビートルズ / すてきなダンス (アップル、AR-1172)
国内盤の7インチシングル。型番はAR-1171、定価400円という表記があります。東芝音楽工業株式会社から発売されたアップル・レーベルの希少な赤盤です。
当店はこちらのレコードの状態にやや劣化があるものを25,000円で買取しました。
■ブラック・サバス / マスターズ・オブ・リアリティ (ヴァーティゴ、型番:SFX-7400)
1971年発売、日本フォノグラム国内初版。初回DO IT ROCK帯、ライナー、初回大判ポスター付き。
当店はこちらのレコードの状態が良好で付属品も完品のものを35,000円で買取しています。
■ザ・フー / アイム・ア・ボーイ (ポリドール、SLPM 1354)
1968年に日本グラモフォンより発売された、SLPM規格の国内初版。ペラジャケット仕様で、定価¥1,750表記があります。
当店ではこちらのレコードの帯およびインサートが付属している良好品を150,000円で買取いたします。
近年のロック作品の価格も高騰中
高額になるロックのレコードは何も60年代、70年代の作品だけではありません。
90年代、2000年代といったまさにCD全盛期に発表された作品はプレスされた枚数が昔と比べると圧倒的に少ないのが特徴です。
CDではよく見かけるにも関わらずレコードでは希少なものもあるほど。
中古CDではどこの店でも数百円で売っているほど有名なアルバムなのに、レコードだと驚くほど高額な作品もあります。
人気の高さに加えてレコードの価値が高まる要因のひとつである希少性が価格に反映されているというわけです。
■Maroon 5 / Songs About Jane (Octone、82376-50001-1)
2003年発表のマルーン5の記念すべきデビューアルバム。1000万枚を売り上げ大ヒットした作品にも関わらずアナログレコードでは珍しい作品。
当店ではこちらのレコードの劣化が若干見受けられるものを4,000円で買取しました。
少しでも高く売るためのコツとは?
レコードをより高価で売るための大切なコツがあります。
それは、「レコードの本当の価値を分かっている信頼のおける店」を見極めて選ぶということ。
新品の商品とは異なり、中古レコードには個々それぞれに違った価値があります。
保存状態によって価値が変わるのは当たり前ですが、製造された国や時期によっても価値もガラリと変わるのです。
後世まで語り継がれる名作には価値の高い貴重なレコードが多くありますが、買取において最も重要なカギを握るのは”歴史の中で埋もれた隠れた人気作品”をその業者が知っているか否か、ということです。
つまり、沢山あるロックのレコードのうち名作は高く買い取るのに対して他はそうでもないのか、もしくは名作だけでなく隠れた名作にも高い査定額を提示できるか。
仮に10枚、もしくは100枚を売るとしましょう。
名作だけ高く買い取る業者と、名作以外にも隠れた人気作品をも高く買い取りしている業者、この2つでは査定金額の合計には非常に大きな価格差が生じます。
それほど知識と経験がある業者を選ぶことが大切になるのです。
「レコードの買取なんてどうせどこも同じでしょ?」と適当に業者を選んでしまい、実際には数万円の価値があるレコードを、知識がない業者に数百円で売ってしまったらやはり悲しいことですよね。
所有するレコード1枚を売ることができるのはたった一度きりですから、慎重に選ぶべきなのです。
レコードの売却では、間違った買取業者を選んでしまうと結果的に損してしまうことも起こり得るのです。
そのためにも、その業者を利用した客の感想をホームページで見て参考にして、店の買取サービスが充実しているか、または店員の対応が丁寧かどうか、よく比較して検討することをお勧めします。
エコストアレコードを選んでほしい6つの理由
レコードを売りたい方にぜひとも当店を選んでほしい理由があります。
それはレコードについての豊富な知識力ですし、当店が長年築いてきた高価買取の実績でもあり、そしてお客様から頂戴した「エコストアレコードを選んで良かった」という嬉しいお言葉にあるのです。
■2年連続で3冠に輝きました
2019年、2020年と「レコード買取満足度No.1」「高価買取価格満足度No.1」「信頼と安心のレコード買取店No.1」という3つの部門で2年連続で業界ナンバーワンに選ばれました。
(※日本マーケティングリサーチ機構調べ。調査概要:2020年11月期ブランド名のイメージ調査)
■買取歴26年以上、累計買取枚数1,500万枚突破
弊社は1994年の創業以来、レコードの買取歴が26年を超えました。多くのお客様から買取の依頼をいただく中で買取枚数も500万枚を突破しております。
■TVや新聞など、メディアで多数取り上げられています
弊社は「NHKニュース おはよう日本」をはじめ、「フジテレビ系列 めざましテレビ」や「テレビ東京 出没!アド街ック天国」など多くのメディアで紹介されています。
■他社にはない豊富な販売先は、高価買取が可能なヒミツです
エコストアレコードには他の買取業者とは異なり、国内外に沢山の販売ネットワークを構築しています。日本国内では需要が低くありふれたレコードであっても、海外の顧客に確実に販売することができます。
まさにそれこそがお客様からレコードを高額で買取できるキーポイントなのです。
■近くでも遠くでもOK。どこの地域からでも買取できます
弊社の買取サービスは郵送買取、出張買取、持込買取という3つに対応しております。都内にお住まいの方でも他の地域にお住まいの方でも安心してお申し込みください。
■梱包に必要な段ボール箱などを無料で差し上げます
郵送での買取では梱包資材として段ボール箱やガムテープが必要になります。
しかし、エコストアレコードではそれらの道具をお申し込みの後にお客様のお住まいに無料で送付しますので余計な負担はかかりません。
エコストアレコードなら買取がカンタン!
当店をご利用になったお客様から、そのシンプルで分かりやすい買取サービスが好評です。
お売りいただけるレコードに合わせて、エコストアレコードは3つの買取方法を展開しております。
売却予定のレコードの枚数、内容、お住まいの地域などによって当店がどの方法が最適か提案させていただきます。
まずはお気軽に電話かメールにてお問い合わせください。
【1】郵送買取ならご自宅から発送するだけ。集荷依頼もエコストアにお任せなのでカンタン
当店にお申込みのお客様に最もご利用いただいている方法が「郵送買取」です。
お客様ご自身に段ボール箱に詰めていただく必要こそありますが、あとは当店指定の配送業者にお渡しいただき、査定完了をお待ちいただくだけ。
梱包に使う段ボール箱やガムテープも当店が無料で提供いたしますし、集荷依頼も当店が責任を持って担当いたしますのでとても気楽にお任せいただけます。
LP盤レコードが10点以上、シングルレコードやCDであれば50点以上のお申込みで送料が無料となります。
ご自宅から外出することもなく、レコードを簡単に現金化できるのでお勧めです。
【2】レコードが沢山あるけど早くお金に変えたい!それなら出張買取をご案内
ご両親、ご家族が集めた膨大な枚数のレコードの処分にお困りですか?
そんな方には当店の「出張買取」をご紹介します。
これは査定スタッフがお客様のお住まいにお邪魔し、その場で査定・買取する方法となります。査定金額にご納得いただけましたら、そのまま現金でお支払いいたします。
例えば都内近郊にお住まいの方であれば、LP盤が200点以上、シングルレコードやCDなら400点前後のお申込みで費用負担も一切なく出張買取が対応可能となります。
最短でお申し込み当日中の訪問も可能です。
ロックやジャズのLPレコードであれば、内容によっては50点前後でも対応可能な場合がございます。
また、関東地方以外へも伺いますのでお気軽にお問い合わせください。
【3】量が多くもなく、早く売ってしまいたい方には「持込買取」も
お持ちのレコードがお一人でも運べる枚数で、なおかつすぐにでも現金化したい方にはエコストアレコード渋谷買取センターの店頭に直接お持ち込みになる方法もございます。
当店は渋谷駅の3a出口から徒歩5分程度の便利な場所にあり、お客様専用の駐車場もございますのでお車でのご来店も歓迎です。
※店頭での他のお客様との混雑を避けるため、そして円滑に対応させていただくために、「店頭で買取してほしい」とご来店前に必ず受付までお電話くださいますようご協力をお願い致します。
店頭での買取なら当店の雰囲気も分かるうえ、その査定金額になった理由を直接スタッフへお聞きいただけるので納得です。
持込買取に必要なものは2点
■売却したいお品物
■ご自身の身分証明書
当店があなたの思いを引き継ぎます
ロックのレコードが高価買取されるかどうか解説しましたがいかがでしたか?
レコード買取では業者選びが重要なカギを握ります。
ロックのことはもちろん、レコード自体に詳しい専門知識がなければ高く買取することはできません。
ビートルズのイギリス盤オリジナルもラベルやマトリックスといった非常に細かい箇所にまで鑑定が必要となります。実は、そのような専門知識を持ち合わせた経験豊富な査定スタッフがいる業者に任せるのが正解なのです。
レコードをどの業者に売ろうか迷っていますか?
エコストアレコードが、あなたのレコードの価値を見極めます。
あなたのレコードの次の持ち主を探すお仕事をぜひ当店にお任せください。

筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)
FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。
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