レコードについて知識を増やしていくと、レコード店やインターネット、またはオークションなどで様々な言葉を目にするようになります。
商品説明・値札に書かれた暗号?
例えば、
・インサート付き(解説書・歌詞カードが付属してるという意味)
・見開きジャケット、ゲートフォルド・カバー(レコードカバーが通常の1枚収納できる形のものではなく、左側と右側にそれぞれ1枚ずつ入るようになっている形のカバーのこと)
・シュリンク付き(新品のレコードには薄いビニール素材のラップのようなものが包まれているが、シュリンクと呼ばれるそのラップのようなものが商品にまだ残っているという意味)
・高音質盤(通常盤とは違い、高音質にリマスターされているものだったりするもの)
・重量盤(レコード盤自体の重さが180gあったりする音質が優れた盤のこと)
・初版、オリジナル(そのレコードが製造・プレスされた一番最初の時代のもののこと)
など、その専門的な言葉は多岐にわたります。
ペラジャケ、ってなに??
そのレコード専門用語のひとつ、ペラジャケとは何であるか皆さんは知っていますか?
ペラジャケとは、その名の通りペラペラと薄いレコードジャケットのことではありますが、実はとても時代の古い貴重なものなのです。
ペラジャケという単語こそ日本人的な表現の言葉ではありますが、実際にはヨーロッパ仕様のレコードカバー、フリップバック・カバー(英語:flipback cover)が元になっています。
フリップバック・カバーとは、上下などに折り返しがあるレコードジャケットの種類のことです。古い時代のものです。
※ジャケットの上部・下部が手前に折り返されている
例えば、今でも世界中で絶大な人気を誇るイギリスのビートルズのレコードの古い時代のものの中にはそのフリップバック・カバーが初版・オリジナル盤となるものもあります。
我が国 日本では1960年代までペラジャケは製造されていたようです。
ペラジャケはただ造りがペラペラなものではなく、同じ音楽アルバムだとしても70年代・80年代に製造されたペラジャケでないものと比較すると、現在 レコード中古市場で流通している物の中ではとりわけ時代の古い何よりも稀少なものと言えるでしょう。
※東芝音楽工業が製造していた“赤盤”はペラジャケが主流だった時代のもの
ペラジャケ=古い、貴重なもの
ペラジャケに特別な価値観を見い出すレコード収集家は多くいます。それは、ペラジャケはレコードの歴史を感じさせる貴重な文化だからです。
製造されて50年以上が経ち様々な人々に愛聴され、状態が非常に悪くなり残念ながら廃棄されてしまうレコードもあります。そんな中、状態も良くまた新たな音楽ファンの手に渡り、レコード棚に並べられたペラジャケは幸せなはずです。
あなたのご自宅やご実家にはもう聴かなくなったレコードが眠っていませんか?もしかしたら、その中にもペラジャケのレコードがあるかもしれません。
エコストアレコードはあなたのペラジャケレコードを高値で買い取ります。現代の21世紀のレコードにはない昭和の息吹を、次の持ち主に託してみませんか?